芸能活動をしながら大学に進学したのも異例だった。
「みんな、特別扱いせずに普通に接してくれて。定食屋さんや夜中の映画館に行ったりして楽しかったな。同級生が就職活動で苦労するのを見て、私にはこんな素敵な仕事があるのだからもっと真剣に頑張ろうって思わせてもくれました」
イニシャルはYで、優もよく知ってる人よ
'90年に同期の石川秀美さんと薬丸裕英さんが結婚。82年組のなかでも特に仲がよかったのが石川さんだ。
「ある日、仕事場で“好きな人ができたの。イニシャルはYで、優もよく知ってる人よ”って言われて。私は勝手に松村雄基さんだと思って“男らしくていいじゃない”って答えたら“そうでしょ”って。その後、彼女の部屋に遊びに行ったときに電話がきて、秀美が“話す?”って言うから、“よく知らない方だし、いいよ”って断ったんです。それからすぐにテレビで発表があって“え、ヤックンだったの!”って。ホント、漫画みたいですよね」
今年は藤井隆さんプロデュースで21年ぶりに新曲をリリース。やはり歌が大好きと実感した。CMでは30年前と同じフレッシュな『夏色のナンシー』を披露。
「『ザ・ベストテン』のセットが再現されていて、伊代ちゃんと2人でテンション上がりまくりでした。私は歌い終わりに、カメラ目線で笑っています。アイドル時代にはできなかったことを、今度はやってみようと思って(笑)」