波瑠、名古屋ライフ満喫、ムードメーカーは寺脇
複雑な人間関係ではなく、ひとりひとりの人物を丁寧に描いていく。
「演技派の方々がそろっているので、見事なお芝居のコラボレーションがお楽しみいただけると思います」
波瑠は、撮影が行われた名古屋に長期滞在し、名古屋ライフを満喫したそう。
「“ひつまぶし”や“味噌煮込み”、最近人気の“あんかけスパゲティ”など名物はひととおりご賞味いただけたかと思います(笑)」
私生活では、3人の子の母である斉藤は東京との往復に多忙を極めたようだ。
「美月と顕子のシーンは名古屋市内で撮影したのですが、毎回、人だかりができていました。おふたりの人気の高さを痛感しましたね」
母娘の確執など、シリアスなシーンが多いなか、ムードメーカーになったのは、不甲斐ない夫で父親、早瀬浩司役の寺脇康文。
「本作は母と娘の関係を描いていますが、実は、これは父親や付き合う男性にとっても、無関係なものではないんですね。
劇中で浩司は見て見ぬふりをしていますが、やっかいでも、母と娘の関係には男もきちんと向き合わなければならないんです。女性はもちろんですが、ぜひ男性のみなさんにもご覧いただければと思います」