「もともと安倍夫妻は、仮面夫婦のようなところがあるといわれています。自宅の上階では洋子さんが暮らし、何かにつけてワンちゃんを抱いて下りてくる。選挙特番の安倍家のVTRで、朝起きた首相を出迎えたのも青汁をつくって飲ませたのも洋子さんでした。昨夏に山梨・鳴沢村の別荘に行ったときも、今年の正月に東京・六本木のホテルに泊まったときもお母さんと一緒。親孝行は悪いことではありませんが、嫁の昭恵さんからすればおもしろくないでしょう」(大谷氏)
公の場から姿を消した昭恵夫人
政治評論家の有馬晴海氏は「嫁姑の仲はわかりません」としながら次のように話す。
「洋子さんは故・岸信介元首相の長女で、故・安倍晋太郎元外相の妻です。息子の安倍首相と3代にわたって支えてきた“ザ・政治家の妻”です。嫁にプレッシャーがないはずがありません」
ここにきて昭恵夫人に大きな変化があった。3月27日に『全国高校生未来会議』への出席をドタキャンすると、4月1日に予定されていた静岡の講演会も取りやめた。騒動の渦中でも全国を飛び回っていたのにどうしたのか。
「マイペースを貫いていては反省の色は見えない。ワイドショーに最新動向のニュースを提供するだけです。フェイスブックの更新も籠池証言に対するコメントを出してから途絶えています。首相同伴の日程は別として、単独外出は禁じられたようです。この先、ストレスはたまる一方でしょう」(前出の全国紙記者)
一方、安倍首相は3月31日、プレミアムフライデーに合わせて午後3時に仕事を終え、山梨・鳴沢村の別荘に向かった。雨にも負けず「あいにくの天気になりましたが、ゆっくり自然を楽しみたい」と記者団に話した。翌日はお友達とゴルフ。留守番の昭恵夫人は羽を伸ばせない。
大谷氏は言う。
「第1次政権はお友達内閣で潰れました。今度は家族で追い詰められ、国会答弁はケンカみたいになっています。幼稚で公私のけじめがつかない。それは共通していて身を滅ぼすのではないか」
裸の王様の末路は─。