染がいてくれるからこそ、ボケられるし適当でいられる
――改めてお互い俳優として、リスペクトしているところは?
染谷 秀くんの何でもできるところですね。歌もダンスもアクションもできるし、お芝居もうまいし。お酒の飲み方とかでも、みんなに気を使える人だし……熱い人だし。見習うところがありすぎますね。
久保田 いやいや。たぶんなんか考えてるように見せるのがうまいんでしょうね(笑)。染の何でも引いて俯瞰(ふかん)で見られるところ、客観的に見れてる部分はすごいなと思います。いつでも冷静に物事を見られるっていうのは、必要なことなので。俯瞰で見られる自分がいないとやっぱり演技ってできないから、それを常にできているのはすごいなと思いますね。
染谷 ありがとうございます! 褒められるのはちょっと照れますね。
久保田 なんか気持ち悪いね(笑)。
――次はどういう作品で共演したいですか?
染谷 秀くんとバリバリのアクションをしたいですね。
久保田 うん。アクション大好きなんでやりたいですね。あと僕は、会話劇をやりたいな。ほんとに純粋にお芝居がしたい。
染谷 いいですね~。
久保田 ダークな重い芝居が好きなのでそういうものがやりたい。
染谷 うん。面白そう!
久保田 個人的には、ひげをすっごく生やしたいんですよ。山田孝之さんみたいな。で、もっと泥臭い役をやりたいんで。人が近寄りたくないような、そういう感じのお芝居をやってみたいですね。
染谷 そういう秀くんも見てみたいです。一緒にできたらなおいいですけど。
――最後にお互いはどういう存在ですか?
染谷 やっぱり、もうずっと大好きな先輩ですね。
久保田 僕は、染のことは後輩とは思ってなくて、むしろ同い年か上的な感じなんですよ。
染谷 上ですか??
久保田 うん。俺はこんなで頼りないやつだから、現場とかで一緒になるとすごく頼りになるんですよね。率先して引っ張ってくれるというか、だからすごく尊敬してます。染が何でもやってくれるからこそ、俺がボケれるっていうか……。
染谷 いやいやいや。
久保田 この環境が俺はすごく居心地がいいんです。居てくれると安心できる存在ですね。
染谷 嬉しいです!