―今では、3人とも名脇役として活躍されています。
でんでん “名”を取ってくれないと恥ずかしいですよ。“脇役”です。
大杉 いろいろ言われるでしょ。個性派俳優とか、いぶし銀とか、ね。そういうのは全部取ってください。ごく普通のおじさん俳優ですよ。
小日向 代わりはいくらでもいるんですよ。僕はいつもそう思っています。病気になったら、絶対、代わりの俳優はいるわけですから。
大杉・でんでん そうそう。
小日向 カッコつけて、その椅子に座らないよって言っていたら、すぐに誰かに座られちゃう。依頼された仕事は、ありがたくやらなくちゃ、と思っています。
大杉 僕も一緒です。サッカーでいえば、11人のフィールドプレーヤーに入らないといけない。選んでいるのではなく、まずは選ばれなくてはならない。そこは、ちゃんとわきまえているつもりです。そして、僕らの仕事は、まず健康が大切! はい! ここにいる3人は、すこぶる元気です。
でんでん 必ず健康の話はでるよね。“くるくるとんとん体操”とか。
大杉 “くるとん体操”ね。股関節をやわらかくする体操で、みんなと現場でやったけど、よかったですよ。
小日向 あとは血圧の話と、発毛関連ね(笑)。大杉さんは元気だからなぁ。
大杉 若いときは考えなかったけど、健康=元気になるといいなと思う。気だけ元気でも、身体が同じとは限らないからね。健康でいることの大切さ。健康でないと、病んでたり、エキセントリックな役もできないから。
でんでん それとメダカの話をよくします。
小日向 子どもが生まれたんです。水草についていた卵から、また生まれたの。14匹からさらに増えちゃった!
大杉 また、どうでもいい話が出た(笑)。メダカ眺めながらビール飲むんだよね。
小日向 ウイスキーね。
大杉 お酒は好きでも、メダカを眺めながらは、飲まないかな。
でんでん コヒちゃんおいてそろそろ帰ろうよ。
大杉 そうだね。