「昌磨がメダルを取ってから、電話が鳴りっぱなしで困っているよ。肝心の絵を描く暇がない。自分の仕事の電話もあるからね。昌磨も大変だけど、こっちも大変なんだよ(笑)」
孫について語ってくれたのは、祖父で画家の宇野藤雄さん。宇野昌磨のメダル獲得を受け、喜びの悲鳴を寄せてくれた。
「ワンツーフィニッシュを飾ったことは快挙。会見では、宇野選手が、ケガで欠場することが多かった羽生選手に触れ“今後は一緒の試合に出て、(注目を浴びずに)ラクをしたい”と語って笑わせてくれました」(スポーツ紙記者)
メダルを獲得してから、宇野の注目度はうなぎのぼりだ。
「フリー終了後のセレモニーを終えると、表彰式前なのにメダルをもらったと思い込み“このあと表彰式あるんですか?”と発言して“かわいい〜”という声があがりました」(同・スポーツ紙記者)
五輪での生活を振り返った会見の一問一答でも、
「日本よりゲームができて満足。ぐうたらな生活を送ることができて楽しかったです」
とズッコケのひと言。大のゲーム好きでもおなじみだ。
「カードゲームの『遊戯王』やスマホアプリの『シャドウバース』、『荒野行動』、『ベイングローリー』をプレーしています」(スポーツライター)
前者2つはカードデッキを組んで1対1で戦うもの。後者2つは“リアルタイムストラテジー”というジャンルの対戦型ゲーム。世界中の人とオンラインで戦えるものだ。
「知らない人とチームを組むため、ゲームの組み立てだけでなく、勝つための犠牲や相手のウラを読むなど、高度な戦略性が必要です」(ゲームアプリ情報サイトライター)
3年間同じゲームをプレーし続けるゲーマーな素顔は、試合でも生きているようで、
「演技後に“4回転ループが成功していれば、1位になれた。失敗したから自分のことだけ考えた”とコメントしましたが、自分のスコアと羽生選手やハビエル・フェルナンデス選手の得点を計算していたのです。冷静に分析できたのも、ゲームで戦い慣れていたからかもしれません」(前出・スポーツ紙記者)
ゲームを制する者は、五輪の勝負も制するのかも!?