《わろてんか無事にクランクアップしました! 楽しかった〜! 終わってみると寂しさもあるけど、達成できた嬉しさが強かったです。スタッフの皆さん、キャストの皆さん、ありがとうこざいました》
女優の葵わかなが主演を務める朝ドラ『わろてんか』。2月27日に、10か月間にわたる撮影を終えたことをTwitterで報告した。
「視聴率は第2週に1度落ち込みましたが、そこからV字回復。現在も20%を超える視聴率を保っています。物語もいよいよ佳境に入り、最終話まであと1か月を切りました」(テレビ誌ライター)
スピンオフドラマの制作やコミカライズも決定し、大人気のままに最終回まで駆け抜けそうな勢いだ。
「葵さんが演じる藤岡てんは、吉本興業の創業者・吉本せいさんがモデル。現在は女興行師編が放送されています」(同・テレビ誌ライター)
半年間放送される朝ドラ枠とあって、脇を固める役者も今をときめく人たちばかり。
「大人気の高橋一生さんは三つぞろいの白いスーツ姿がトレードマーク。すごくノーブルで上品、ジェントルマンな役柄がピッタリです。落ち着いた話し方で、ふだんの高橋さんのイメージともマッチしていますね」(同・テレビ誌ライター)
そんな“完全無欠の王子様キャラ”を演じている高橋だが、現場では少しだけ、困りごとがあったようで……。
「『わろてんか』というタイトルは、大阪で“笑ってください”という意味。その言葉どおり現場は明るく、笑っているシーンも多く見受けられるのですが、とある人のアドリブで思いっきり笑わされることがあるんです。見ている側は、“今度は何をしてくれるんだろう”とワクワクして見てしまうのですが(笑)」(芸能プロ関係者)
ある人物とは濱田岳のこと。高橋や松坂桃李とは大河ドラマ『軍師官兵衛』(NHK)でも共演しているため、気心が知れている。
「不意に繰り出されるアドリブに笑ってしまって、カットがかかっても一生さんは“堪忍してやぁ〜”って感じでクシャッとした笑顔で笑い続けていましたね(笑)。この間は、布で高橋さんの蝶ネクタイをまねしたり、ドイツ語をカタコトで話したりしていました。
濱田さんの妻役の徳永えりさんも大阪出身でテンポよく切り返しますから、てんの母役の鈴木保奈美さんも“笑っちゃうから、絡みたくない〜”と話していたことが。葵さんも、見えないところで手をつねって、笑わないように頑張っていましたね」(同・芸能プロ関係者)
共演者を巻き込んでのアドリブだが、濱田にとっても実はリスクの高い“一か八かの大勝負”なのだという。
「濱田さんは東京出身なので、“アドリブでせっかくボケた言葉が、うまく話せていなかったら困る”と話していました。そのためだけに方言指導の先生に、イントネーションを確認する熱の入れようでしたよ」(同・芸能プロ関係者)
最終回までにはまだアドリブがあるはず。見つけてしっかり“わろてんか”!