「喝だ!!」
日曜日の朝、テレビからこだまするおなじみの怒号。関口宏が司会を務める『サンデーモーニング』(TBS系)の人気コーナー“週刊御意見番”。
約20年出演を続けている元プロ野球選手の張本勲が、その1週間に起きたスポーツの話題について、よい活躍には“あっぱれ!”、ミスや不祥事には“喝!”を入れてコメントするという同番組の名物コーナーなのだが、なんでも最近、暗雲が……。
「関口さんが周囲に愚痴をこぼすようになったんです。“最近の張本さんはやりにくい。楽屋裏でするような話をしないでほしい”とか。2人はもう20年の付き合いになりますが、今の張本さんにいろいろ思うところがあるようです」(芸能プロ関係者)
暴論ともいえる物言いが増えて……
“週刊御意見番”は、32年の歴史がある番組の中でも約20年続いているが、当初は同じく元プロ野球選手だった“大沢親分”こと、故・大沢啓二さんも出演していた。
「大沢さんと張本さんが2人で出演していたころは、暴走しがちな張本さんを、文字どおり親分肌な大沢さんが操縦するようないいバランスでした。しかし、'10年に大沢さんが亡くなってからは張本さん1人になり、暴論ともいえる物言いが増えていった印象ですね」(テレビ誌ライター)
5月上旬、外出から戻った張本を自宅前で直撃した。声をかけると、
「悪いけど、他社の取材には答えられないんだよ」
と、『スポニチ』の専属評論家を務めていることが念頭にあるのか、いったんは記者を制したが、今回の件について改めて聞くと、
「あ? 誰が言ってんだよ、そんなこと! 関口か?」
─関口さんが、周囲に漏らしているそうです。
「アイツはそんなこと言わない!」
と言い放ち、自宅へ入っていった。
20年来の共演者とあって、盟友・関口を信用しているようだが、前出の芸能プロ関係者は、
「ときどき、関口さんと張本さんの意見が食い違うことがあります。司会としてスムーズに番組を進行したい関口さんに対して、張本さんは1つのニュースにシッカリと自分の意見を言いたいタイプ。関口さんとしては進行をたびたび遮り、自分を否定するような張本さんをあまりよく思っていないようです」
ここ数年、番組内での2人のやりとりは、“不仲なのでは?”と話題になることも少なくなかった。
「関口さんの何気ない発言に対しても、張本さんが否定的な意見を言うんです。2人が言い合いをしているように見えてしまうのか、放送後のネットニュースでは彼らのやりとりを取り上げて、“一触即発”などと報じられることもある。視聴者からも、“この2人って仲悪いんじゃないの?”と心配する声があがっていますよ」(テレビ局関係者)
番組をよくしようとするからこそ、お互い“あっぱれ!”とはいかない?