「オリンピックじゃないんだから」なんてツッコミが入りそうな、中村芝翫の“4年ぶり不倫”騒動。『週刊文春』(1月14日号)が報じているのだが、今回のお相手は芝翫より23歳年下、32歳の自称FXトレーダー。彼のファンだったという。
'16年『八代目芝翫』の襲名を翌月に控えた当時の橋之助は“文春砲”の直撃弾を浴び、謝罪会見を開く羽目に。あれは反省している振りだけだったのか、懲りてはいないようだ。
ネットニュースのコメント欄は荒れに荒れていたが、歌舞伎界ではこの話題を気にかける様子は見られない。というのも、
「歌舞伎役者はなによりも色気が大事。女性にモテることに越したことはない。今や時代錯誤な感はありますが、艶事は色気を養う上で不可欠と昔から言われていましたが、現在でもそれは暗黙の了解です。妻に迷惑をかけなければ問題ない、と歌舞伎役者の浮気や女遊びはほかの芸能人とくらべて大目に見られている傾向がありますね」(スポーツ紙歌舞伎担当記者)
なんでも4年前の不倫が報じられた京都の芸妓とも「不倫の期間はかぶっているそうです」(同前)とのことらしいのだ。
「あの人はそういう人だから」
「週刊誌がこれほど不倫を報じるようになるまでは、歌舞伎役者に愛人がいるのは公然の秘密みたいなもので、気に留める人はいませんでしたよ。今回の女性も、10年以上前から交流があり、芝翫さんは隠すこともしなかったので歌舞伎関係者のあいだではよく知られた存在でした。今回報じられたときも皆、“あの人はそういう人だから”と漏らしていましたよ」(ワイドショースタッフ)
どの業界でも同じことがいえるのだが、歌舞伎も一定ファン(=フリーク)がいて、楽屋に出入りするタニマチを介して出会うことも多いのだという。時折、歌舞伎役者の隠し子が発覚することがあるが、それほど大きな騒動になることもない。『文春』も今回のケースについては芝翫の妻が三田寛子だから取り扱った節もあるだろう。
当の三田は前回の騒動時、成駒屋の稽古場前で報道陣に囲まれ、雨に濡れる報道陣を気遣いながらキッパリと、
「これからが、彼の男として、人としての見せどころとなっていきます」
と語り、離婚の可能性について記者の問いかけられると、
「ないで~す」と笑顔で否定したのだった。