“世界一位(拍手の絵文字) 日本のエンタメもそろそろ、食らいつかないとヤバい。けど本気で尊敬。”
賀来賢人がインスタで称賛を送った韓国ドラマ『イカゲーム』。Netflixのオリジナル作品として全世界配信され、9月27日時点で世界83か国のうち76か国のテレビ番組部門で1位に。日本のランキングでも連日1位に輝いた。
大金を手にするために命をかけてゲームに挑むストーリーから、韓国版『カイジ』と言われている『イカゲーム』。このドラマの重要なキャラクターでカメオ(友情)出演しているのがイ・ビョンホン。SNS上ではドラマを見終わった人から、
《イカゲーム見終わった!! イ・ビョンホン出てくるって知らなくて鬼びっくりした》
《イカゲーム完走。 久しぶりにイ・ビョンホンssiが見れて嬉しかったな》
といったコメントが。ハリウッド作品にも出演し、カンヌ映画祭のプレゼンテーターを務めるまでになったトップスターの彼がサプライズで登場したため、驚いた人が多いようだ。
イ・ビョンホンと“5億円脅迫事件”
昨年のドラマ『愛の不時着』の大ヒットや、BTSの活躍で第4次韓流ブームが到来しているが、2004年、最初の韓流ブームを巻き起こした“四天王”のひとりがビョンホンだった。“キラースマイル”の愛称で多くの日本女性を虜にし、ファンを集めたイベントを開催すれば東京ドームが埋まる人気ぶりだった。そんな彼が、現在、韓国でどんな評価を受けているのか韓国在住の記者に聞くと、
「イ・ビョンホンは、日本で人気が出た以降も作品に出続け、韓国で確固たる地位を確立しています。一度女性問題で叩かれましたが、自粛後は恋愛要素がないストーリーの作品に出演。演技に関しては、誰も彼を否定することができません」
この女性問題というのが、妻で女優のイ・ミンジョンと結婚したばかりの'14年に起きた“5億円脅迫事件”。ガールズグループのメンバーとして活動していた女性と友人モデルが、ビョンホンと食事をした際の会話や動画、コミュニケーションアプリでのやり取りを記録し、ネット上で拡散させると脅して約5億円を要求した(ふたりの女性には、ビョンホンを脅迫した容疑で懲役1年、執行猶予2年の判決が言い渡された)。この一件で離婚するのではとささやかれた夫婦だったが、すぐに男児が誕生。危機を乗り越え、さらに絆が深まったのか“おしどり夫婦”と呼ばれるように。
「イ・ミンジョンさんに対して“旦那はあんななのに”って言う人は、少なくなりましたね。最近、彼女をバラエティー番組でよく見かけます。少し前の番組で、自宅で料理している姿を公開したんですが、その映像を撮っていたのがイ・ビョンホンさんでした。お子さんの声も聞こえてきて、幸せな家庭そのものでしたね」
と話す韓国人記者は、妻のミンジョンにインタビューをしたことがあるという。
「プライベートなことを聞かないでと事前に伝えられていたにもかかわらず、ミンジョンさんから話してくださって。お子さんの話や“夫が健康ドリンクを買ってきてくれたのよ”とか。飾り気のない親しみやすい人柄で、イ・ビョンホンさんはいいパートナーを選ばれたなと思いました」
途切れることなく作品に出演し続け、自身が立ち上げた芸能事務所には人気俳優が多数所属するまでになったビョンホン。韓国囲碁界で伝説と言われるふたりを描いた映画『勝負(原題)』の公開が控え、現在、ハリウッド作品に挑戦している『梨泰院クラス』のパク・ソジュンと共演する映画『コンクリート・ユートピア』への出演も決定と、公私ともに順風満帆だ。