2020年7月、ある夜の出来事。

あるカップルの会話データ

「本当にしたくないんだ」

「したくないって言われて、チョー失礼じゃん」

「どっちがだよ」

「ねェ、紗里がそんなに気持ちよくない?」

「そもそも性欲ないし。そんなにしたいの?」

 録音された音声データから、生々しい男女のやり取りが聞こえてくる。弱々しい声で肉体関係を拒む男性に対して、女性は執拗に求め続ける。

「無理、無理、無理。本当に無理。こんな押し倒した状態でして、どうするの?」

「仲直りしようと思って」

「どんどん紗里のことが嫌になっているのわかってる? ねぇ、手を止めて」

 終わりを迎えるカップルの会話のようだが、そうではない。ふたりの間には、これまで語られてこなかった複雑なトラブルがあって――。

「2021年9月、ユーチューバーの大河内基樹さんがタレントの加藤紗里さんを訴えて、今も裁判中なんです」(司法関係者)

大河内基樹さん(本人のインスタグラムより)
大河内基樹さん(本人のインスタグラムより)

 週刊女性がこんな情報をキャッチしたのは、2021年12月のこと。司法関係者が続ける。

「加藤さんが妊娠中、2020年2月に掲載された『AERA.dot』のインタビュー記事で、元夫に大河内さんとの不倫を疑われているのを明かしたこと、暴露系ユーチューバーの生配信に加藤さんが参加して“子どもの父親は大河内さんだ”とほのめかしたことで名誉を傷つけられたとして、約3000万円の損害賠償を求めています。加藤さんは名誉毀損には当たらないと反論しています