「“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹さんが4月13日放送の日本テレビ系『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』に出演。新コーナー『王子の旅』のレポーターを務めました。今後は日本全国の“王子”と呼ばれる人に会いに行くそうです」(スポーツ紙記者)
斎藤は2006年夏の甲子園に早稲田実業のエースとして出場。マウンド上でハンカチを使って汗を拭う爽やかな姿が“ハンカチ王子”と称され、日本中の注目を集めることに。
「高校卒業後は早稲田大学に進学し、2010年から日本ハムファイターズに入団しました。しかし、肩をケガしてからは思うような結果が残せず、昨年10月にプロ野球引退を表明。12月に『株式会社斎藤佑樹』を立ち上げて代表取締役に就任しました」(同・スポーツ紙記者)
バラエティー番組に初挑戦の斎藤は、“アスパラ王子”と呼ばれる、香川県に住む農家の男性をレポートすることに。
「番組では、たどたどしくもアスパラ王子に質問を投げかけたり、食レポしたりと必死さが伝わってきました。また、生で食べても甘いと差し出されたアスパラガスを“そんなわけない”と言いながら食べて“ホンマや”と持ち上げる、いわゆる“ノリツッコミ”も披露。スタジオの所ジョージさんたちを爆笑させていましたよ」(テレビ誌ライター)
初々しさを残す斎藤のレポートに、視聴者からは、
《さわやかさが眩しい》
《仕事順調で良かったです》
と、好意的に受け止められていたが、なかには彼の活動に苦言を呈する声も。
新庄監督のオファーよりテレビ
「彼は引退後“野球界に恩返しがしたい”と語っていましたが、日ハムの新監督・新庄剛志さんからの臨時コーチのオファーは経験不足を理由に断っています。逆に進んで受けている仕事は『キリンビール』や『ユニクロ』のCMやレポーターなど、自身がテレビに出る仕事ばかり。露出を増やすことが恩返しになるとは思えませんし、言っていることとやっていることがブレブレなように見えます」(スポーツライター)
彼が裏方に回らないのには理由があるようだ。
「出演オファーはひっきりなしなうえ、彼のイベント出演のギャラは、1本300万円ともいわれていますから。アスリートの多くが引退後のセカンドキャリアに苦労しているなか、強気の提示です。彼は折に触れてメディアが作り上げた“ハンカチ王子”というキャラクターに不満を漏らしていましたが、現在はそれをフル活用していますね」(同・スポーツライター)
厳しい意見だが、コラムニストのペリー荻野さんは彼の姿勢に理解を示す。
「斎藤さんほどメディアに振り回されて、イメージがひとり歩きした人はいません。引退してチームという組織を離れたことで、ようやく自由にアピールできるようになったように思えます。これからメディアに出続けることで、本来の自分をアピールして、これまでのハンカチ王子というキャラクターを払拭しようとしているのでしょう。その先には“挫折した人の味方”としての活躍も期待できるのではないでしょうか」
自分の足で新たな人生を歩み始めた斎藤。野球界への恩返しはもう少し先になりそう!?