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ー 同世代と“競争”させるべきではない
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ー “学問の自由”が脅かされる可能性

 高校2年生の夏は、今後の進路について考え、受験に向けた計画を立て始める時期ともいわれている─。

 秋篠宮家の長男・悠仁さまは、現在高校2年生。偏差値70を超える都内屈指の国立進学校、筑波大学附属高校(以下、筑附)に通われている。

同世代と“競争”させるべきではない

「2学期制の筑附では、前期の中間テストが6月に行われます。学校の授業は、受験には直接的に関係しないアクティブ・ラーニングが中心。例えば、数学であれば公式を覚えるよりも、その成り立ちを考えます難関大を目指す生徒は、塾に通うなど各自で受験勉強に取り組みますね」(筑附OG)

 筑附は毎年30人近くの東京大学合格者を輩出している。

「皇位継承者が学習院以外の高校に進学したのは戦後初のこと。悠仁さまが筑附へ入られた背景には、“東大へ進学させたい”という紀子さまのご意向があるのではと囁かれています」(皇室ジャーナリスト)

 一方、皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は、「皇族が熾烈な受験戦争に加わるのは望ましくない」とし、理由を続ける。

「皇族と競い、勝ってしまうというのは、一般国民にとって心理的負担がかかるもの。とはいえ、わざと負けるのは、モラルとしてふさわしくありません。同世代の若者の将来設計がかかった競争に、皇族が参入すべきではないと思います」

 こうした中、'16年度から東大が導入した『学校推薦型選抜』─いわゆる推薦入試に注目が集まっている。

「学校の成績に加え、面接や課外活動での活躍などで人物を評価する制度で、学力重視のペーパーテストではありません。各校、男女合わせて4人まで推薦することができ、筑附もこの入試でコンスタントに合格者を出しています」(受験情報誌ライター)

 トンボの観察や野菜の栽培、稲の交配実験をライフワークとされている悠仁さま。持ち前の研究者肌を活かせば、推薦での東大入学も十分ありうるといわれている。

 ところが、ある東大OBは「悠仁さまのご入学は現実的でない」と話す。