日本時間6月10日のマリナーズ戦で17号ホームランを打ったメジャーリーガー・大谷翔平。その勢いはとどまることなく、大谷にとって2年ぶりとなるリーグMVPの最有力候補とされている。
輝かしい結果を残してきた大谷。学生時代から野球中心の生活を送ってきたが、はたして勉強面はどうだったのか。
繰り返し読むのが大谷の読書法
「岩手の水沢南中時代は学校でも上位の成績だったようです。野球の強豪校である花巻東高に進学しましたが、岩手県内で偏差値がトップ10に入る地元の公立進学校にも合格できるほど、勉強もできた。もし進学校に入り、しっかりと受験勉強をしていたら国立大に合格できる学力はあったと思いますね」(スポーツ紙記者、以下同)
野球に打ち込み、甲子園に2度出場した花巻東高でも、やはり成績優秀だった。
「一生懸命に勉強しているという感じはあまり見せず、それでも成績は常に上位。野球部の監督として大谷選手を指導した佐々木洋さんによると、テストでは全教科85点くらいは取り、授業の提出物もしっかりやっていたそう。得意な科目は日本史。特に幕末が好きだったようで、近代化に向けての新しい取り組みや、“革命”“維新”という言葉に惹きつけられたようです。二刀流という前例のないことに挑んだ大谷選手らしいですね」
勉強もそつなくこなしていた大谷。『SLAM DUNK』をはじめ、漫画も好きだが、かなりの読書家でもあるようだ。
「花巻東の佐々木監督のすすめもあり、高校時代からよく本を読んでいました。その当時に書いた目標達成シートの“運”の項目には、“本を読む”とあったので、運を引き寄せるうえで読書が大切だと考えていたのでしょう。
野球やトレーニングに関する本はもちろん、自己啓発本もよく読んでいましたが、小説は苦手みたいですね。また、1回読んだだけでは、すべてを理解できる人はほとんどいないという考えで、同じ本を繰り返し読むのが大谷選手流の読書法のようです」