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ー 犯行時に着ていた“モテる服”
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ー 店員の申し出を断れない小心者の素顔

 7月21日、東京・調布市を走行中の京王線の車内で乗客を刺し、さらには車内に火まで放ったとして殺人未遂などの罪に問われた服部恭太被告(25)の公判が行われ、検察は被告に懲役25年の求刑をした。

 事件が起きたのは、2021年のハロウィンの夜。服部被告は“ジョーカー”の衣装を身にまとい凶行に走った。SNSでは、乗客がパニックに陥って逃げ惑う様子や、誰もいなくなった車内で服部被告が悠然とタバコを吸う動画が瞬く間に拡散され、日本中を震撼させた。

 週刊女PRIMEは逮捕当時、“ジョーカー男”の素顔を追いかけていた。当時の取材ノートをもとに振り返る。

◆   ◆   ◆

「『ルミネエスト新宿』内にあるいくつかのショップで、服部容疑者が事件直前に買い物をしていたんです」

 そう話すのは、アパレル関係者。声を潜めてこう続けた。

「……そこで購入した服を着て、あの凶行に走ったんです」

 10月31日、ハロウィンの夜に起きた無差別テロ。走行中の京王線の車内で乗客が刺されるなど十数名が重軽傷を負う大惨事が発生した。殺人未遂の現行犯で逮捕されたのは、住所・職業不明の服部恭太容疑者(25、犯行時24)。

「警視庁調布署捜査本部は22日、複数の乗客に火をつけて殺害しようとしたとして、殺人未遂と現住建造物等放火容疑で服部容疑者を再逮捕しています」(全国紙社会部記者)

 犯行時、服部容疑者はまるでアメリカの人気映画『バットマン』シリーズに登場する悪役『ジョーカー』のような派手なスーツとネクタイ姿だった。

「警察が駆けつけてくるまで、車内の座席で足組みをしたまま、煙草をくゆらせるという容疑者のふてぶてしい姿が報道されました」(同・社会部記者)

犯行時に着ていた“モテる服”

 容疑者は“勝負服”を購入するために、『ルミネエスト新宿』内のとあるショップに立ち寄った。そこは海外ブランドも取り扱っている20〜30代向けのメンズブランドなのだが、そのコンセプトはというと、

《モテる男のワードローブ》

 事件時も、やはり異性の目は気にしていたようだ。