「早く息子に会いたい」
元卓球女子日本代表でロンドン、リオ五輪でメダルを獲得した福原愛の元夫で、リオ五輪台湾男子代表の江宏傑が7月27日に都内の日本外国特派員協会で緊急会見を行った。
「2021年3月に福原さんの不倫が報じられ、同年7月に離婚が成立しました。2017年に長女、2019年に長男が誕生していましたが、離婚後は双方が親権を持つ、“共同親権”となっていました」（スポーツ紙記者）
ところが昨年7月に江が自身のSNSで、福原が長男を連れて日本に帰国したまま、連絡が取れなくなったと発信。福原はこれに猛反発し、解決しないままの状況が続いた。
江の投稿から1年ほどが経過した今月27日“江が会見を行う”ことを日本外国特派員協会の公式サイトで発表。大渕愛子弁護士らとともに出席すると江は、
「本年7月20日、日本の裁判所の審判結果を受け取りました。福原愛さんに対し、息子を私に引き渡すよう命ずる内容です。私からは、日本の裁判所が審判を出して下さったことに感謝申し上げるとともに、“早く息子に会いたい”ということを申し上げたいです」
と涙ながらに語った。さらに、大渕愛子弁護士からは、
「保全の命令も出されました。ただちに子供を引き渡すようにと命令が出た。保全の命令が出されることは非常に珍しいです」
との説明があり、子どもをすぐに引き渡すよう、福原側に強く訴えた。
会見では、江サイドが子どもの引き渡しを求める連絡を行っても福原サイドはいっさい応じてくれないことも明かした。“この会見を中止にしてほしい”と福原サイドから連絡はきたものの、そこにも子どもの引き渡しに関する内容は一切なかったこと、すでに強制執行の申し立てを行っていることなどまでが明かされた。
だが、まだ幼い子どものプライバシーに配慮するとして、回答できる質問も限定されていたこともあり、ネット上では、
《正直あまり中身のない会見だったかな》
《わざわざ会見開いて主張する必要あるんかこれ》
《本当に子どものことを思ってるなら、会見なんてするものじゃないと思うんだけど》
といった冷ややかなツッコミもあった。
福原に「自身の行動を振り返って」
大渕弁護士は会見で、
「なぜこのように江さんが会見を開かざるを得なくなっているのか。福原さんには自身の行動を振り返ってしっかり客観的に考えていただきたい」
と会見の意義を考えるよう福原に促していたが……。
この会見を受けて福原も、同日に自身のSNSで弁護士の声明を公表し、
《江氏の申し立ては一方的な主張に基づいていますし、日本国内の司法の手続きは未確定であり、さらなる審理を期しています。
残念ながら、本日の江氏の記者会見は、子供を守る配慮に欠けていました》
などと会見の内容に反論した。
さらなる泥沼化の気配も漂ってきたが、いちばんの“被害者”である子どものためにも、一刻も早く、平和的に解決してくれるのを願うばかりだ。
