目次
Page 1
ー 「show must go on!」
Page 2
ー 「木村拓哉だけには、性加害を軽視してほしくなかった」

 2019年に死去したジャニー喜多川(享年87)の“性加害問題”により混乱のさなかにあるジャニーズ事務所。1962年から続く長い歴史のなかで大胆な変革を求められている。
  
 9月7日、ジャニーズ事務所は都内ホテルで記者会見を開催し、長年にわたる性加害があったことを認めた。藤島ジュリー景子氏(57)は社長を退任するものの、被害者救済のため当面代表取締役を継続する意向を示した。それに伴い東山紀之(56)の新社長就任、年内タレント引退も発表。また、会見には、ジャニーズJr.のプロデュースを手がけるジャニーズアイランドの社長・井ノ原快彦(47)と顧問弁護士も出席し、記者の質疑応答に一つ一つ丁寧に答えた。

 会見では、8月下旬に、藤島ジュリー景子と東山が中心となって事務所の今後についての話し合いが秘密裏に開催されたとも語られた。その場には、井ノ原、TOKIOの国分太一(49)、そして木村拓哉(50)の幹部タレントが集められ、東山の覚悟が伝えられた。これを受け、井ノ原は驚いたものの前向きな姿勢を示したという。

「びっくりしました。タレント引退と聞いて、『そこまでの覚悟なんだ』と思いました。そして、みんなで応援するという話になりました」

 所属タレントでありながらジャニーズ問題の矢面に立たされた東山と井ノ原を憐れむ声も少なくないなか、木村拓哉SNSに投稿した“ある言葉”が「被害者の神経を逆なでする」と物議を醸しているのだ。

「show must go on!」

 4時間12分にもわたる会見の後、木村はインスタグラムで敬礼をした自撮り写真とともに、以下の投稿をした。

《「show must go on!」 PEACE!! STAYSAFE! 拓哉》

 この「show must go on」は、実はジャニー喜多川氏の思い入れのある言葉でもある。

「show must go onとは、『どんな逆境にあっても、もう始まったものは最後までやり遂げなければならない』という意味で使われる英語圏のエンタメ用語。ジャニー喜多川氏が生前“座右の銘”に掲げており、亡くなった当時もファンたちはSNSでこの言葉を引用し追悼しました。おそらく、キムタクも亡くなったジャニーさんを想って発言した言葉であり、写真の敬礼も彼に対しての敬意を現わしたものだと考えられます」(エンタメ報道関係者)

 しかし、これが引き金となりネットは炎上することに。