目次
Page 1
Page 2
トップアスリートたちが日々熱い戦いを繰り広げているパリ五輪。日本人選手たちの活躍も目覚ましく、多くのメダルを獲得している。
そんな中、“金メダル候補”として挑んだ2度目の五輪で、まさかの2回戦敗退となったのが、柔道女子52kg級に出場した阿部詩(うた)だ。
「詩選手には、兄で男子66kg級に出場した一二三(ひふみ)選手とともに、きょうだいで五輪連覇への期待がかかっていました。7月28日に試合が行われ、2回戦でウズベキスタンの選手にまさかの一本負け。その後、畳を降りてからコーチにしがみついて泣き叫び、会場では“UTAコール”が巻き起こりました」(スポーツ紙記者)
この涙に、
《こんなに泣けるくらい今まで頑張ってきたんだ》
《この日に全てを注いできたんだというのがわかる》
などと、詩を称える声がある一方で、競技の進行を妨げてしまったこともあり、
《正直阿部詩のあの号泣はみっともない。相手への礼にも欠ける》
《柔道家なら泣き崩れるのは控え室に帰ってからにしてほしかった》
《涙堪えて毅然としてほしい》
といった、賛否を呼んだ。
《誰もわからんよな詩の気持ちなんか》
阿部詩、幼少期から積み重ねてきた努力
詩の試合後、自身のXにこう投稿したのは、吉本興業の女性ピン芸人・鮭田(しゃけだ)。学生時代から柔道選手として活躍していた鮭田は、2018年には『全日本実業柔道個人選手権大会』女子52kg級での優勝経験も。パリ五輪をハラハラしながら見守っていたという鮭田に話を聞いた。