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9月27日投開票が行われた自民党総裁選で、事前の下馬評を覆し、石破茂衆議院議員が選出された。
総裁選の様子は各メディアで生配信されていたが、そこで注目されたのが麻生太郎副総裁の様子だったと政治ジャーナリストが語る。
《麻生はこれで力を失った》
「党内の重鎮政治家である麻生さんは、候補者が乱立した総裁選では支持する候補者を1人に絞らない方針を取ってきました。しかし、投開票日の前日になって、決選投票では高市早苗さんを支持すると表明。この動きが報じられたため、新総裁は高市さんで“確定的”と見られていましたが、蓋を開けてみれば石破さんの大逆転に終わったというわけです」
決選投票の得票数は石破氏が215票に対し、高市氏が194票と僅差の戦いであったものの、見事に勝利を収めた石破氏。その後の麻生氏の態度がネット上では物議を醸していると前出の政治ジャーナリストが指摘する。
「石破さんの当選が決まったあと、壇上の麻生さんが石破さんのあいさつのあとに拍手をせず、不貞腐れた態度でいたと指摘されたのです。ただ、別の動画では短いながら拍手をする様子も映し出されていました」
ただ、ネット上では麻生氏の“態度”には依然批判的な声も少なくない。
《麻生氏は不愉快極まりない表情と態度でしたね》 《確かにご自身が総理の頃にいろいろ有ったのでしょうが余りにも子供じみていて相当悔しかったんでしょうね》 《麻生はこれで力を失った。麻生派は事実上の解散で要職にも就けない》
麻生氏は現在84歳。次の衆院選に対する進退は明らかにしていない。今期限りでの政界引退を表明した85歳の二階俊博氏に続く“長老”の退場が現実のものになるかは気になるところだ。