タレントの長嶋一茂が人工股関節置換手術を受けた。この様子は先週末に『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)でも密着されていたが、6日朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』でも大々的でもクローズアップ。
「この日は番組開始15分後から60分間に渡り、一茂さんの手術映像とともに執刀医もスタジオに来て大特集をしました。朝の時間帯ですが、トラブルが続出したというモザイク入りの手術映像まで流れました」(テレビ誌編集者、以下同)
今年に入ってから一茂は24時間ずっと痛みを抱え、足を引きずりながら歩いていたという。ついに決意した手術では、通常40分で終わるものが1時間6分もかかったといい、骨を切るための電動ノコギリが一茂の骨の硬さに負けて刃こぼれするシーンも流れた。
一茂の股関節にみんな関心あるの?
「一茂さんの激痛の原因は日本人男性ではわずか2%しかいない“寛骨臼形成不全”というもので、大腿骨を支えるくぼみが小さいため、狭い面積で身体を支えなければならないので負荷がかかって痛みが生じるもののようです」
本人にとってはやっと痛みから解放され、「よく映像を公開する決断したよ。偉いよ」という視聴者もいたようだが、毎日『モーニングショー』を政治経済、社会的ニュースの“情報源”としている人たちからは、大きな反発の声が上がっている。
「誰が見たいの?」
「なんだこの番組」
「長嶋一茂の股関節にみんな関心あるの?」
「ここまで尺とらなくても」
中には「母と同じだ」「他人事ではない」などと、興味を持った視聴者もいるようだが、
「石破茂内閣を報じたほうが重要」 「百歩譲って混乱する韓国のほうが大事なんじゃないですか」 「長嶋一茂ショーなのか?」 「なぜテレ朝はそんなに一茂が好きなのか」
と、自分ごとではない人にとっては不要なニュースとされ、1時間にわたる“大特集”への不満が溢れた。
「視聴者には中年層も多く、膝痛や腰痛に関わる人も多いので“股関節痛”は需要があると思い制作側も特集に踏みきったのだと思います。ただ前の週に別の番組でも密着していますからね(苦笑)。このような声が上がるのは、不安定な石破内閣など国民全員が関わる政治情勢に関心がある人が多い証拠でしょう」
一茂は番組で「最初で最後の公益性発信です」と言ったが、この1回の放送で視聴者離れがおきていければいいが……。