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新年を迎え、よりよい日々を送りたいと願うが、悪い縁にとらわれていると前に進めない。
「人間関係はもちろん、貧困、悪癖、病気など断ち切りたいものとすっぱり縁を切るには、縁切り神社やお寺へお参りすることが近道です」
とは、占い師で真言宗阿闍梨(あじゃり)でもある富士川碧砂(みさ)さん。
自力で切れない“縁”
「例えば嫌いな人がいて、その人の言動で嫌な気持ちや悔しい気持ちになり、その人のことばかり考えてしまう。ある意味それは、その人に恋をしているのと同じ、心をとらわれた状況。こういった縁は自力で切ることが難しいんです」(富士川さん、以下同)
また、別れた相手や友達から受けた心の傷、子どものころの親や先生の存在など、現実的な距離があっても心が過去の世界に残ったままで、縁を切れていない人も。そういう人こそ神仏の力を借りるべき、と富士川さん。
「神様や仏様に向き合って、悩みを聞いていただく。すると心の整理につながり、心が育ちます。さらに、神社やお寺にお参りすると、穢れの浄化や邪気除けにもなるため、自分の中のマイナスエネルギーとの縁切りも叶います」
特に、親やきょうだい、義実家など、簡単に縁が切れず、しかも縁を切ることに罪悪感を伴うような間柄では神仏にお任せすると心がラクになりやすいという。とはいえ、神社やお寺で祈っても願いが叶わないときもあるだろう。
「それでも、自分と向き合って心を整理し、邪念が捨てられた先にはまた新しい人生がスタートします。過去の“執着”から解放されることで、自分の立つステージも変わり、相手との関係性もおのずと変わっていきますよ」