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「嘘つきは泥棒の始まり」ではなく、泥棒が嘘をついている……? ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(30)の元専属通訳、水原一平(40)。昨年3月に大谷の資産の着服・横領が発覚し、球団を解雇された。銀行詐欺罪などに問われ、現在は被告として2月6日の量刑言い渡しを待つ身だ。
「激務薄給」と主張
求刑は禁錮4年9か月、大谷への賠償額は約26億円。
「言い渡しを前に、水原被告は情状酌量を求めて、裁判所に申立書を提出。自身の罪を認めつつも、それに至ったのは、“24時間365日の対応を強いられながら、それに見合わぬ激務薄給であり、ゆえにギャンブルにのめり込んでしまった。そうならざるを得ない状況だった”として、1年6か月の禁錮刑が妥当であると主張しています」(スポーツ紙記者)
水原被告は申立書で、通訳業務のほかに、飼い犬の世話や大谷の岩手県の実家に帰る際の付き添いに至るまで、多岐にわたるプライベートな“業務”があったと主張。
この点についてスポーツジャーナリストは一部納得しつつ、次のように話す。
「薄給かはともかく水原被告が激務であったことは間違いない。野球の現場では通訳の立場ながらキャッチボールなどアップから伴い、大谷選手は水原被告をベンチに入れて対戦相手のデータを見させていた。野球以外でも、大谷選手に舞い込んだ仕事の依頼を仕分けし、取材の現場の仕切り、CMの撮影現場にも立ち会ってきました。ただの通訳を越えた存在ではあった」