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ー 映画『ブレイキングダウン』の出演を決めたGACKT
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ー お利口になりすぎてる

 

「ボクが受けないとこの映画は成立しないんですって言われたら、もうやるしかないよ」

映画『ブレイキングダウン』の出演を決めたGACKT

 そう困ったように微笑んだGACKT。スタッフ陣からの熱烈オファーを受け、映画BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』への出演を決めたという。少年院を出た男たちが、1分1ラウンドの超短期決戦で勝敗を決める『ブレイキングダウン』を目標に這い上がるストーリーだ。

 その中でGACKTは、最凶の半グレチームのトップ・御堂を演じている。ガラの悪い男たちをまとめ上げるカリスマという役どころがハマりまくっているが、そんな御堂の魅力について尋ねると、

「なぜ御堂に、これだけの若いやんちゃな連中がついていくのかっていうところがポイントで。そこにはやっぱり、絶対的なカリスマ感というものが存在しないといけなくて。決して親しみやすくはない、でもただ怖いだけじゃない、何を考えてるかわからない危ないキャラクターを作っていった。彼の“危ない”部分は、ボクが元々そういう性格だから、演技してるという感じではなくて、けっこう素でやった」

 GACKTが演じる御堂は、自分に立ち向かってくる若者に期待している一面があるキャラクター。若者に期待することを尋ねると、

「若いって財産だよ。思いついたことをやれるパワーもあって、何度失敗してもやり直しができる。だから、もっと前に進む勇気や、時には無謀さやムチャさがあってもいい。頭で考えて、これは無理なんじゃないかって答えを出すよりも、まずやってみること。後のことを考えないで、勢いでやってみたらいい」