太川陽介×蛭子能収の凸凹コンビでおなじみのゆる~い旅番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』が、まさかの映画化! 今回はマドンナに三船美佳を迎え、海を飛び越え台湾へ。
太川「いや~。究極な番組が究極な映画になりました(笑い)」
蛭子「最初に映画化って聞いたとき、お客さん入るの? って心配になりました。映画だと1800円でしょう?」
太川「“1000円にしようよ”って案もあったくらい(笑い)。映画っていっても、撮影はいつもと変わらなかったよね。誰の肩にも力が入ってない。カメラが(高画質の)4Kになっただけ!」
三船は、今回初めての参加。
三船「ず~っと出たかった番組だったのでうれしかった! でも先輩マドンナたちから“あんな過酷な番組はない、やめときなさい”って忠告を受けて(笑い)。さらに初めての打ち合わせで渡されたのが、行きと帰りのフライト時間とザックリとした台湾の地図だけ。不安が現実になりました(笑い)」
でも、そのゆるい感じがこの番組らしい。
太川「そう。この番組は肩に力を入れてもダメなの。筋書きもないし、どうなるのか誰もわからない。だから“面白い何か”が落ちてないかな~って探すんだけど、ツキってあるんですね。なんと台風直撃(笑い)」
三船「大変でした……。でも地元の方たちが助けてくれて。言葉が通じなくても一生懸命、道を教えてくれるんですよ」
蛭子「宿の交渉もすごくスムーズにいったよ。日本よりも簡単にとれた気がする」
太川「日本より?(笑い) 台湾の人たちはみんな優しい!」
そんな台湾といえばグルメ。
三船「映画だからもうちょっと小籠包とかタピオカとか食べられるかな~って思ったんですが……」
太川「200円のラーメンとかだったもんね」
三船「そう、20円の水餃子とか! でもそれがおいしいんですよ~。2人は八角がダメだったようで、途中でパスタやピザを頼んでました(笑い)」
太川「蛭子さんは台湾バナナおいしそうに食べてたね」
蛭子「え、食べたっけ?」
太川「うそ~~!? まさか覚えてないの!?」
三船「“ヌチャヌチャしてる”って言ってましたよ(笑い)」
蛭子「あ、思い出した! ネチャネチャしてておいしいんですよ~」
太川「粘りって言って!!(笑い)」
まるでコントのよう。
三船「このおふたりは最強のタッグ。しっかり者の太川さんと癒しの蛭子さんに挟まれ、すごく大きなものを得た旅になりました。また参加したいけど、より多くの方にマドンナを経験してほしいですね」
太川「遠回しに逃げたな(笑い)。プライベートでもまた行きたいよね」
三船「もっと観光した~い!」
太川「夜市とかめっちゃ盛り上がってたもん」
蛭子「(大好きな)カジノがあればいいのに」
太川「もう、蛭子さん!!(笑い) まぁ、こんな正直者の3人ですが、台風の中、必死に台湾を旅してきたので、ぜひ映画館でウソのない“ガチ旅”でハラハラしてくださ~い(笑い)」
撮影/佐藤靖彦