10月スタートのドラマで期待度の高かった『オトナ女子』(フジテレビ系)が、まさかの視聴率ヒトケタ発進。その後も苦戦が続いている。
いくつになっても“女子”でありたいアラフォー女性の物語で、篠原の親友として吉瀬美智子と鈴木砂羽が出演。放送初日の10月15日には、朝の『めざましテレビ』(フジテレビ系)で3人がそろって番宣。その際に、不振を予感させる出来事があった。
「鈴木さんが露骨に不機嫌そうな態度だったんです。まったくといっていいほど笑顔がありませんでした。このドラマは3人が女子会を開いて愚痴をこぼし合うシーンが売りのひとつなんですが、大丈夫かなと心配になりましたよ」(スポーツ紙記者)
しかし、撮影現場ではもっと大変な事態が持ち上がっていた。鈴木が何度も激怒する場面があり、スタッフに動揺が広がっているという。フジテレビ関係者によると、これまでに4回“大事件”が起きている。
・衣装着用拒否事件
クランクイン前に行う衣装合わせで、スタイリストの持ってきた衣装を見て、鈴木が激怒した。
「ちょっと。こんなダサい服、着てられないわよ」
こう言い放って着用を拒否。“バツイチで子持ちのアラフォー女性”という設定に合わせた衣装を選んだはずなのだが、気に入らなかったようだ。
ちなみに、篠原と吉瀬には、専属のスタイリストがついているが、鈴木にはついていなかった。
・待ち時間前室ブチ切れ事件
“前室”とは、スタジオの隣にある出演者が出番を待つ控室のような場所のこと。撮影が1時間ほど押していたとき、ほかの出演者たちと一緒に待機していた鈴木は、突然、付き人を呼んだ。
「オイ、いつまで待たせるんだよ。助監督呼んで来いよ!」
近くにあったイスを蹴り上げながら、大声で怒鳴りつけた。これにはその場で雑談をしていた人も黙り込み、前室がシーンと静まり返ったという。
・台本書き直し事件
前室では、監督と演技について打ち合わせを行うこともある。台本を片手に話していた鈴木は、おもむろに監督のペンを取り上げた。
「このセリフ、長いからカットね。ここもいらないからカット」
そう言って勝手に台本を書き換えてしまった。監督も「いや、さすがにそれは……ほかの出演者さんのセリフもありますので」と必死に説明したが、彼女はどこ吹く風。気にもとめない様子だったという。
台本を書き換えることは珍しいことではないが、普通は人の目もあるのでコッソリやるものなのだそう。
・ロケ中呼び出し事件
屋外でのロケでは、出演者はロケバスや事務所が用意した車の中で待機する。鈴木の出番になり、スタッフがロケバスまで呼びに行った。それだけなのに、なぜか彼女は激高してこう叫んだ。
「うるさいよ、ひっぱたくよこの野郎!」
スタジオでの撮影中に彼女の楽屋へ呼びに行ったときも、同じようなことがあったという。にわかには信じがたい彼女の振る舞いだが、誤解を呼んでいるという見方もある。
「鈴木さんは普段からサバサバしていて、男勝りな性格。発言がちょっとキツいときもあるので、勘違いされやすいのかもしれません。本人は“もっと作品をよくしたい”と思ってやっているんですよ。周囲には伝わらなかったのかもしれませんが、仕事に関しては、一生懸命に取り組む熱い人なんです」(テレビ誌編集者)