来年1月30日に公開予定の映画『さらば あぶない刑事』。ファンも新作が待ち遠しかったのか、10月末に発売された前売り券の売り上げは土日の2日間だけで、前作の同時期の3倍と絶好調。
“あぶデカ”といえば、'86年にテレビドラマが放送開始されて30年も続いている人気シリーズ。
「これまで6作の劇場版が公開されるほどの人気シリーズです。今作の公開により、同キャスト、同シリーズの刑事モノ映画の中でブルース・ウィリスの『ダイ・ハード』を超えて世界一の作品数になったことも話題です」(映画誌ライター)
舘と柴田恭兵が扮する“ダンディー鷹山”&“セクシー大下”のスーパー破天荒な刑事コンビが、横浜を舞台に大活躍するのが“あぶデカ”の見どころ。
「今作のキッカケは、'12年に発売された『あぶデカ』のDVDマガジンで、カメラの前でポーズをとったふたりの姿に“相変わらずカッコいい”と感じたスタッフたちが企画したからだそうです」(芸能プロ関係者)
'05年の『まだまだあぶない刑事』から10年の時を経て、ついに本当のラストを迎える今作だが、すでに5月にクランクアップ。おなじみのキャストの面々たちも健在だ。
「横浜港署の捜査課刑事で、舘が演じる“タカ”こと鷹山敏樹と、柴田恭兵が演じる“ユージ”こと大下勇次は、定年退職まで残り5日に迫ったという設定です。仲村トオルが演じる町田透は、タカたちと同じ捜査課で課長に出世し、浅野温子が演じる元少年課の真山薫も、今や神奈川県警の重要物保管所所長になるなど、それぞれ状況が変化していますね」(映画誌ライター)
“最強最悪”の敵役として今作でゲスト出演したのは吉川晃司。ただ撮影期間中に、ハプニングも。
「吉川さんはバイクを華麗に乗りこなす役なのですが、アクロバティックなバイク技を練習中に転倒し、左足首を骨折してしまいました。それでも患部をボルトで固定する手術を受けて撮影を続行したそうです」(前出・映画誌ライター)
吉川は今期ナンバーワン視聴率のドラマ『下町ロケット』(TBS系)にも出演中だが、今作で舘の恋人役に抜擢された菜々緒も今期ドラマの『サイレーン』(フジ系)で“ナゾの悪女”として存在感を放っている。
しかし、舘と菜々緒の実年齢の差はなんと38歳。恋人にしては、あまりにも若すぎるという声も上がっているが、このキャスティングには深いワケがあるという。
「もともと、舘さんの恋人役には、実は、天海祐希さんがキャスティングされていたそうです。しかし、同作に出演する吉川さんサイドがこれに難色を示し、結局、菜々緒さんに変更されたんだとか」(前出・芸能プロ関係者)
くしくも天海も今期に放送中のドラマ『偽装の夫婦』(日本テレビ系)に主演しているのだが、なぜ吉川サイドがNGを? それは以前、ふたりが交際していたことが関係していたようで……。
「'04年の夏にふたりの交際が明らかになりました。お互いの家族に挨拶もすませ、ゴールイン間近だと見られていましたが、'06年の夏に破局。結局、吉川は一般女性と結婚しました」(ワイドショースタッフ)