ここ最近はコワモテな存在にしか見えなかった清原和博。彼のように堕ちた有名人は、どうしたらよいのだろうか? 街の声を聞いた。
「復帰は難しいのではないか。入れ墨まで入れて恫喝まがいの言動を繰り返す。そして、逮捕。球界のスターだった男が落ちぶれていく様子は見るにたえない。もう2度と表舞台に戻ってくるべきではない」(50代・男性)
「覚せい剤疑惑に対して、テレビで“根も葉もない噂”と否定したにもかかわらず、このザマです。各方面から信頼を失ったも同然でしょう。薬を断ち切ったとしても、信頼を取り戻せるかどうかは別問題」(40代・女性)
「なぜ今までテレビに出たり、CMに起用されていたのか不思議でならなかった。だって、見た目は完全にヤ●ザじゃないですか。視聴者の多くが不快感を抱く存在でしたよ。許す許されないではなく受け入れられない存在になった時点でアウトでしょ」(30代・女性)
大多数の人が「NO」と跳ね返す一方で、もちろん擁護する人もいる。
「ダルビッシュ有選手がツイッターで発言していたように、復帰を手助けするシステムがあってしかるべきだと思う。確かにファンを失望させた罪は大きい。であれば、罪を償う機会を与えてもいいのでは。腐っても清原は通算525本のホームランを打った名選手。野球でしか返せないものもあるはず」(40代・男性)
「スポーツ選手はケガとの闘い。痛み止めが効かなくなって、より強い薬に手を出す例が少なくないと聞いた。どういう経緯で清原が薬に染まっていったのか、そこが知りたい。痛みから逃れるために薬に手を出したのだとすれば、それを球界への警鐘として発信してほしい」(50代・男性)
スポーツ選手だからこその苦悩もあったに違いない。だからといって、ファンを裏切るようなまねはいけない。それは清原もわかっていたはず。
「まずは“番長キャラ”を捨てるべきでしょう。本当に薬物依存から回復したいなら、自分から頭を下げて、歩み寄る姿勢が大事です。誰かの救いの手を待つようでは無理でしょう。既存のキャラは捨てて、文字どおり一からやり直す覚悟が必要」(50代・女性)
そして、逮捕の余波はこんなところにも。
「甲子園歴史館から清原関連の展示物を撤去する意味があるのか? なぜ汚点そのものを消そうとするんだ。そういう選手がいたという事実を残し展示することが、歴史館や博物館の役割。
ミュージシャンのCD撤去しかり、この国の対応は不誠実かつ不自然。当事者たちの更生へのモチベーションも低下するような気がする」(50代・男性)
「更生施設で健全な治療をして、数年は人前に出るような仕事はしないこと。お遍路のようなポーズも必要ない。普通の人としてやり直している懸命な姿が伝われば、きっと復活の場もあるはず。いかに過去の自分と訣別するか。そして、別れた家族に誠意を持って対応してほしい」(40代・女性)