フェードアウトのはずが存在感を増す“ナスD”
ふたりが、アマゾン川を旅するために乗船した「ヘンリー号」には、“オネエ料理長”といった、キャラクターの濃い現地の人がいたが、それ以上に存在感を発揮したのが、友寄隆英ディレクターだ。
泥染め部族といわれるシピポ族の村では、ウィトという植物が“美容にいい”と、現地の人の言葉を信じた友寄D。顔と身体に塗りたくったら、真っ黒に!
実は、ウィトはタトゥーにも使われる染料。汗をかいたりすると、色が薄れて紫になり、ナスの色に似ていることから“ナスD”の愛称になり、番組にも登場している。
福田 初めて見たときは、笑っちゃいました。
益子 楽しんでるな、と思ったね(笑)。
“ナスD”は、現地の人も食べないような虫や生魚を躊躇(ちゅうちょ)なく、食べてしまう。しかも、不眠不休で取材し、現地の人にすすめられた度数の高い酒を何杯も飲んで、ついには気絶するハプニングも。
福田 芸人でも嫌がることを平気で、身体を張ってやることや、思ったことを躊躇せずに、すべてやる行動力は、本当にすごいです!
益子 怖いもの知らずの姿勢には、俺は勝てません……。番組の開始当初は“僕はすぐにフェードアウトします”と話していたけど、まったく逆だった(笑)。
福田 今回の冒険では、シャツ、ズボンが1着しかなくて、汚れていくさまは、見逃さないでほしいです。
益子 そうそう。
何でも食べちゃうナスD(失礼!)と違い、U字工事のふたりは、現地の食事はどうだった?
福田 ペルーのタルタルソースは美味しかったですよ。嫌なのは、アルマジロの肉! よく焼かないとジンマシンが出るらしく、地元民もなかなか手を出さないそうです。
益子 鶏料理は美味しい。なんたって、しめたて(新鮮)ですから! 船の中で食べたパンは、水分ゼロでパッサパサでしたよ。
福田 (冒険者となって気づいたこと?)日本での日常生活に感謝の気持ちが出てきましたね。
次に冒険するときは、もうちょっと安全なほうが……(苦笑)
益子 このロケのおかげで、ドラクエみたいに、人間的レベルが上がっているのが実感できます! 困るのは、季節はずれの日焼けがひどくなることですかね。
福田 最近、冒険家になりつつあるU字工事ですが、漫才も頑張っていますので、見てくださ~い。
益子 番組を見て“アマゾンに行ってみたい!”と思わずに、栃木の温泉に、ぜひ!
福田 なんでだよ!