良かれと思っても…そこには思わぬ落とし穴が!?
では具体的に、なぜ「褒められても嬉しくない」と感じるのか。それぞれを挙げた人に、理由を聞いてみました。
【1位 「大きいね」など胸を褒められる】
「正直セクハラ以外の言葉が見つからない。ドン引き。 この時点で性的な目で見られていることが確定なので、嫌悪感しか抱かない」(27歳・千葉県)
「胸が大きいことがコンプレックスだったので、そこを褒められると逆に傷付くからです」(25歳・北海道)
「実際にみたことないと思うし、身体目当てな気がするので」(36歳・東京都)
「褒める場所が具体的になればなるほど、気持ち悪いと思う。たとえ仲が良くても嫌いになりそう。特に胸やお尻、足など性的なものを想像させるパーツは嫌だ」(29歳・神奈川県)
「下心丸分かりだし、不愉快」(22歳・埼玉県)
【2位 「セクシーだ」など雰囲気を褒められる】
「興味がない人に対してセクシーさをアピールするわけではないので」(26歳・北海道)
「セクシー要素ない」(22歳・神奈川県)
「雰囲気だけで、上っ面しか見ていない感じがイヤ」(30歳・静岡県)
「パートナー以外に言われてもあまり嬉しくありません」(36歳・大阪府)
【3位 「かわいいね」など顔を褒められる】
「顔は褒められても何も響かない、持って生まれたものに対して褒められても意味がないと感じるので」(24歳・宮崎県)
「自分の顔が本当に嫌いだから、可愛い要素がどこにもない」(26歳・大阪府)
「完全にお世辞だとわかるから」(35歳・東京都)
「誰にでも言ってそう」(29歳・大阪府)
【4位 「スタイルいいね」などプロポーションを褒められる】
「スタイルがよくないので、これを言われると明らかにお世辞だなと感じる」(35歳・兵庫県)
「全身見回してやりたいだけに聞こえるから」(29歳・北海道)
「目線がイヤだ」(39歳・鹿児島県)
「実際に太っていてスタイルが良くないので、明らかに本心でないと分かるため。何か下心があるのではないかと思う」(23歳・東京都)
【5位 「足がキレイだね」「手がキレイだね」など体の部位を褒められる】
「足や手ばかり見てるのかと思う」(39歳・東京都)
「どうでもいい」(34歳・広島県)
「細かく見られてるようでイヤ」(26歳・東京都)
【6位 「一緒にいると落ち着く」など相性の良さを褒められる】
「みんなに言ってそう」(24歳・奈良県)
「何を褒められているかよくわからないから」(38歳・福島県)
「その時の気分にもよりそうだから」(35歳・大阪府)
【7位 「目がキレイだね」「唇がいいね」など顔の部位を褒められる】
「具体的に褒めているように見えて、あまり褒められているという雰囲気を感じないから」(32歳・神奈川県)
「結局バランスだから。部位はいくらでも褒められるので」(28歳・滋賀県)
「胡散臭く感じるから」(23歳・千葉県)
【8位 「シャンプーの香りが良いね」などフレグランスを褒められる】
「それはシャンプーを褒めているから」(30歳・東京都)
「他にいいとこないんかいって思う」(29歳・徳島県)
「香りを嗅いでいると思うと気持ち悪いから」(34歳・東京都)
【9位 「頭が良いね」など知能を褒められる】
「あまり深く考えずに、とりあえずちょっと褒めておこう、という感じで、なげやりに感じるから」(30歳・神奈川県)
「頭がいいと褒められるのは、下心を感じないから」(35歳・山形県)
【10位 「声がいいね」など声質を褒められる】
「他に褒めるところがないとき」(39歳・奈良県)
「自分でもいいと思わないから」(26歳・新潟県)
けっこう多かったのが、「実はコンプレックスだから」といった理由。確かにずば抜けていい特徴だとしたら褒めずにはいられないかもしれませんが、イヤな思い出があったり、本人的には目立つのがイヤだったり…というケースは考えられます。
また「下心が見え見えだから」と嫌がる理由がある一方、「下心がない褒め方はイヤだ」という声もありました。良かれと思って褒め言葉を放っても、どのような捉え方をされるかは、ぶっちゃけその人次第といえるでしょう。う〜ん、女心って難しいんです(笑)。男性の皆さんにおかれましては、迷ったときにはいっそ「褒めない」という選択肢も、無難かもしれませんよ?
<文 / 雛菊あんじ>