小松&伊東のコンビで『電線音頭』が登場!

短気だがメンバー思いのリーダー、ハナのいちばんの理解者が植木 (c)NHK
短気だがメンバー思いのリーダー、ハナのいちばんの理解者が植木 (c)NHK
すべての写真を見る

 懐かしの名曲を楽しんでもらうため、クレージーキャッツのメンバー役にもこだわり、楽器のできる俳優と、演じられる音楽家に依頼した。

「ハナ肇さん役は、パンクバンド歴がある山内圭哉さん。同じドラムスでもパンクとジャズでは全然違うということで猛特訓。谷啓さん役の浜野謙太さんは、ミュージシャンとしても活躍し、トロンボーンが圧倒的にうまい。桜井センリさん役の小畑貴裕さんには、劇中で使う楽曲の楽譜おこしなど裏方としても尽力してもらいました。音楽家の小畑さんですが、コントにも挑戦しています」

 今作のいちばんの魅力は、テレビのエンターテイメント番組勃興期のエネルギーと、昭和の人間くさい暮らしぶりを、“ガシャン”とくっつけていること。

私は“ガチャコンの魅力”と呼んでいるのですが、両方をまじり合わせるのではなく、くっつけている。その真ん中にいたのが、植木さんです。植木さんの人生と、その時代の素晴らしさをご堪能ください

 第2話(9月9日放送)では、植木は、付き人になった松崎(のちの小松)がまだ心を開いていないことを感じていた。一方の松崎は、植木のバイタリティーに圧倒される日々を過ごしていたが、突然、母(富田靖子)が博多から上京し──。

植木等の付き人兼運転手となった松崎は、植木等の素顔も知るようになる (c)NHK
植木等の付き人兼運転手となった松崎は、植木等の素顔も知るようになる (c)NHK

「歌やコントを楽しんでいる中で、自然にドラマを見て、見終わったときに、親子の愛や仲間の大切さなどを感じていただければ」

 サプライズもある。小松と、植木の父役で出演している伊東四朗による名コンビが復活。懐かしのヒット曲『電線音頭』を披露する。いつどんな形で登場するかは、見てのお楽しみです!