「それで昼は老舗旅館を本部にうぐいす嬢をやって、夜はラブホに宿泊。5日間、スケスケのお風呂に入って、回転ベッドで眠りました(笑)」
“チン味”のごちそうにあやかったことも。
「ハモの湯引きみたいなものを出されて食べたら、“それは牛のあそこじゃ”(笑)。あそこがどこなんだか、今でもはっきりとはわからないんですけれど(笑)」
これで日給1万5000円。うぐいす嬢も、タフじゃなければ務まらないのだ。
これまで280名の候補者を間近に見てきたが、当選する人はみな、あることをきちんと理解していると幸慶さん。
「“一寸の虫にも五分の魂”ってことわざがありますよね。“人も虫も命の重さに違いはない。等しく大切”という意味だそうですが、候補者がそれを理解しているかいないかが当落を分けるように思います。
これは候補者よりも有権者でない一般の人の事務所訪問に対する対応を見るとわかります。どんな職業の人にも丁寧に対応できる事務所は、候補者さんも立派です」
昨今、続出している政治家の不倫は、こんなふうに映る。
「息抜きが欲しかったのかなあと。議員になると、相談できる人って、少なくなるんですよね。そんなときに親身になってくれる人が出てくるとどうかなっちゃうんじゃないのかなあ……」
そんな政治家たちを尻目に今日も日本各地でうぐいす嬢たちが、わが候補者への投票を声をからして訴えている。
どの候補者が笑い、誰が泣くのか!?
当落とともに、陰の功労者たちの活躍にも注目だ!