復讐劇“第2幕”でゲス編集長、快演
原作のないオリジナル作で、先の展開は、俳優陣の芝居を見ながら作っているという。
「エンディングのために帳尻合わせをしたり、逆算で脚本を作りたくなかったんです。多江さんはじめ、役者さんが演じるそれぞれのキャラクターの成長に沿って、進めています」
夫を死に追いやったターゲットへの復讐を果たした沙織。しかし実は、黒幕が「週刊星流」編集長の福島(佐藤二朗)と知り、復讐“第2幕”が始まった。
第6話(11月9日放送)では、福島の告発記事を掲載しようとするも、差し替えられてしまう。しかも、その記事には、沙織にとって衝撃的な事実が記されているというもので──。
「キャッチコピーの“登場人物、全員「ゲス」”のとおり、沙織の周りの人物は、それぞれ今までと違う顔を見せていきます。
福島を演じる佐藤さんは、コメディータッチの役どころが多いですが、今回は、ご本人の希望もあって、悪役を想像以上のゲスさで演じています(笑)」
公式サイトやSNSの内容の充実ぶりが話題になっている今作だが、はたして沙織の復讐は完了するのか?
「つい先日、ラストが決まったところです。撮影が進むにつれ、僕や監督、多江さんも、沙織への思い入れが強くなってきて、それぞれに“こうなってほしい”という願望が出てきたんです。みんなの思いを酌み取ったラストにするのは、思いのほか苦労しましたが、見ごたえのある内容になると思っています」
スクープ! 「週刊星流」の秘密
「週刊星流」の編集部には、バックナンバーが雑然と置かれているが、この雑誌にある秘密が!
「表紙の裏側に“ブラックリベンジ”とあるものもあって、実は台本なんです。本来は、小道具として作ったものですが、撮影現場には“星流”の顔をした台本が転がっていたりします(笑)。万が一、置き忘れて撮影してもバレないんですよ」(福田P)
編集部の壁に貼ってある中吊り広告もこだわって作っているそう。
「スタッフの顔写真を使用して、本物らしくしています! ぜひチェックしてみてください」(同)