津川には“いつもダンディーで若々しい”というイメージがあったが、かなり前から身体の不調に悩まされていたという。
「40年ほど前に、肺に風船のような大きな嚢ができるという病気にかかったんです。放置しておくと穴があいてしまう危険があるので手術を受けました。それ以来、呼吸器系に不安を抱えながら仕事をしてきたんです」(映画配給会社関係者)
俳優として活躍するだけでなく、マキノ雅弘名義で映画監督も務めるように。
「'09年には『旭山動物園物語 ペンギンが空を飛ぶ』という作品を製作しました。無理がたたったのか、撮影中に肺炎を発症します。それでも監督だから休むわけにはいかないと、車イスに酸素吸入器を装着しながら、撮影を敢行しました」(同・映画配給会社関係者)
所属事務所に聞くと
現在の体調について、所属事務所に聞いてみた。
「10月末に肺炎にかかってしまい、しばらく入院していたのですが、元気になったので打ち上げに参加しました。今は体調のほうも落ち着いており、次に決まっている仕事もあるので、これからも精力的に活動していきますよ」
長年連れ添った妻の朝丘雪路とは、別居生活を送っているとも報じられている。
体調はよくなってもひとり暮らしでは何かと不便も多いだろう。現在も別居は続いているのか聞くと、
「かなり前からふたりは一緒に住んでいますよ。
もう3年近くになるでしょうか。娘の真由子ちゃんが雪路さんの面倒を見ているなんて報道もありましたが、そんなことはありません」(所属事務所)
時間の経過がふたりを再び結びつけていたようだ。
肺炎が治ったなら喜ばしいことだが、77歳という高齢もあり、無理は禁物だ。'14年に津川は『週刊女性』のインタビューにこう答えていた。
《僕は16回入院して11回手術して、心筋梗塞にも3回なっています。もう明日生きていれば立派なもの。毎日生きていることに感謝する段階にきました》
『アカギ』で演じている鷲巣は1度、昏睡状態に陥っても奇跡の復活を果たす。役と同じような強運を津川も持っているに違いない。