“次期皇后”の雅子さまが抱える「重要課題」とは?
「雅子さまは、最近とてもお元気なご様子なので、皇后になられても、きちんとお仕事をお務めになると思います。
皇室にとってとても大切な『宮中祭祀』は年に約20回もあり、十二単をお召しになるものもあり負担が大きいですが、少しずつ、できることからおやりになればいいと思います」(前出・渡邉さん)
昨年の雅子さまは、都内公務はもちろん、6度の地方訪問や春・秋の園遊会の一部にもお出ましになるなど、積極的に公務をこなし、体調も順調に回復されている様子。
その一方で、前出の山下さんは、雅子さまが抱える「課題」について指摘する。
「明治以降、歴代の皇后が引き継いできた『ご養蚕』と『宮中祭祀』が雅子妃殿下の課題だと思います。
これらがおできにならないと、おそらく批判の声が上がると思われます。
ご養蚕に関しては、できる範囲でおやりになるということでもやむをえないと思いますが、宮中祭祀は、少しだけお出ましになるというわけにはいかないでしょうから、ハードルは高いでしょう」
国民からの「期待」が重圧にならなければいいのだが。
結婚後の眞子さまは「自家用車」でドライブを?
秋篠宮家の長女・眞子さまは、今年の11月4日に国際基督教大学(ICU)時代の同級生である小室圭さん(26)と帝国ホテルで結婚式を開かれる予定だ。
陛下が譲位されるころには、民間人として生活されている眞子さまだが、その際には車を運転する姿を拝見できるかもしれない。
「眞子さまが結婚されたあとは、内親王の先輩だった黒田清子さん(48)のように、車をご自分で運転してお買い物に行ったり、家族に会うために車で宮邸に行かれることもあるでしょうね」(渡邉さん)
大学在学中に運転免許を取得された眞子さまだが、事前に運転の練習もされているのではと話すのは、とある皇族の“特訓”を見たという皇室担当記者。
「今から4~5年前に、新宿区の四ツ谷駅前のあたりで、数台の警備車両が妙にゆっくり走っているなと思ったら、その中で走っていたBMWを運転していたのが、秋篠宮家の次女・佳子さま(23)だったんです。
職員に付き添われて運転の練習をされていたようで、おそらく眞子さまも同じように練習されているでしょうね」
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2018年は両陛下のお出ましが減る?
昨年2月に皇太子さま(57)は、北海道で行われた『冬季アジア大会』の開会式に陛下の名代として出席されたのだが、今年も“引き継ぎ”する公務はあるのだろうか。
元宮内庁担当で『天皇陛下の全仕事』(講談社新書)などの著書がある産経新聞記者の山本雅人さんは、次のような見解を示す。
「真夏や真冬の屋外の行事など、リスクの高いものなどはお譲りになるかもしれません。
しかし、憲法で定められた『国事行為』や代理の人が執り行えない『宮中祭祀』、『三大行幸啓』といわれる重要な公務、『日本芸術院賞』の授賞式などは最後まで続けられると思います。
“全身全霊”で、できなくなるから退位するとおっしゃっているということは、やるときは最後までやるという意味だと解釈できるからです」
さらに、両陛下が常に心を砕かれている“重要行事”についても。
「両陛下は、8月15日の『全国戦没者追悼式』もかなり重要だと認識していて、この日だけは、いちばん格の高い『センチュリーロイヤル』という車に乗って来場されています。
国会の開会式には乗られていますが、三大行幸啓や海外訪問の際は乗られていないもので、戦没者追悼式をどれだけ特別視しているかがわかります」(山本さん)
両陛下は、譲位の日まで“全力”でお仕事に励まれるにちがいない。