妊活カップルの切なさに
プロデューサーが落涙
相性ぴったりの深田、松山の夫婦役。数多くのヒット作を手がけてきた中野Pも、思わず涙を流したというシーンがある。
「第3話(2月1日放送)のラストシーンです。自分の作品で泣くことはまれなので、僕自身も驚きました(笑)。不妊治療がなかなかうまくいかず、奈々が切ない本音を吐露、大器が大らかな気持ちで受け止めます。あまりに素敵すぎて“この夫婦に幸せになってほしい”と心から思いました。通常は、ラストシーンには音楽をのせるのですが、ここだけは音楽抜き、おふたりの演技だけで見せています」
第5話(2月15日放送)では、不妊治療は、人工授精にステップアップ。コーポラティブハウスでは、亮司(平山)は、前妻との子を引き取ることを決め、それぞれの家族関係が変化し、ご近所付き合いも、怪しい雲行きに─。
「不妊治療に同性愛など、丁寧に描かなければならないテーマが多く、リアルな家族像を描くため、膨大な取材をしました。それでも、重くなりすぎず、明るいタッチに仕上げることにもこだわっています」
登場人物の誰の言い分にも、一理あるのもポイント。
「今は、4家族のコミュニティーをこじらせ、悪役のようになっているのは、深雪(真飛)。ですが、古くからの日本の価値観に、40代以上の世代は、共感できるかと思います。大器の母(高畑淳子)、奈々の母(原日出子)と同じ立場や価値観の方もいらっしゃるでしょう。どんな目線からでも、五十嵐夫妻が、危機をどう乗り越えていくのか、見守っていただけたらうれしいです」
実は…な小ネタも楽しんで!
■服シェア、ラブラブの証
渉と朔は、年齢も背格好も違うけど、ちょいちょい服をシェアしていることに、気づいていましたか? そんなところからも、ふたりのラブラブ具合が伝わってきちゃう♪
■こだわりの小道具
持ち手がハート型になったペアのマグカップ。これは五十嵐家で奈々と大器が愛用しているもの。
「マグカップはその家の雰囲気の象徴のような気がするので、ちょっとこだわっています」(中野P)
ほかには広瀬家の渉&朔カップルのマグカップ。さらには五十嵐家にときどき登場する番組オリジナルのビール、コーポラティブハウスの住人たちが手にしているキーホルダーなど、見逃せないアイテムがいっぱいです!