「ありがとうございます。日々、精進していきたいと思います(笑)。これは、何度も言っていますが、外国語の勉強に王道はないです。それが、事実でございます。30分でできる、聞くだけで……、そんなに簡単なものではございません。
教材はなんでもいいので、自分が興味を持っているものを毎日少しずつ、おしりをイスにつけて、友達に誘われても我慢しながら、いつかできるんだと信じながら、つらい時間を乗り越えるのが外国語の勉強だと思っております」
ユーモアたっぷりに答える。韓国の自宅では、時間があればスマートフォンを片手に日本のテレビ番組を見ているそう。わからない単語や表現があると、すぐにスマホで調べる。
その努力の成果が発揮される場として、4月からはNHK Eテレ『テレビでハングル講座』(毎週水曜 夜11時30分~)にレギュラー出演している。
「最初、テーブルについて討論する役割かと思ったら、スキットへの出演だったんです。まさかの(韓国語での)演技と聞いて、いまでも恥ずかしくて、耳が赤くなるほどです(笑)。
でも、僕、日本では、どんなスケジュールでもありがたい新人で(笑)、さらにNHKじゃないですか。決まったときは、本当にうれしかったです。
5月からは、日本語を勉強しているひとりの学生として感じている文化の違いや、覚えておくと韓国で役に立つ表現を日本語でお伝えするコーナーもスタートします。番組をご覧になる方って、僕が何者か知らない人のほうが多いじゃないですか。
急にスキットに39歳の大きな人が出てきたけど……って、感じる人が多いと思うので(笑)新しいコーナーで、歌手である僕自身のことも伝えられたらいいなと思っています」
日韓での過密スケジュールを過ごす自分を慰めてくれるのが“日本のおいしい食事”。ドラマ『孤独のグルメ』の大ファンだそう。