両容疑者と被害女性が引っ越してきたのは、「確か今年の2月か3月」(近隣住民)。
警察の事情聴取に「(暴力をふるったのは)今年の3月ぐらいからということでした」(前出・捜査関係者)と供述していることから、引っ越し直後から暴力をふるっていたことになる。
「引っ越してきたときに1度、あいさつに来たんですよ」
そう明かすのは別の近隣住民だ。戸惑いながら続ける。
「今回、年齢をテレビで知ってびっくりしました。若いなんて印象はまったくなくて、2人は夫婦なんだろうなと思いました。年齢も40代くらいなんだろうなって勝手に思っていました。(被害に遭った)あの女の子が娘だと思っていたので。
町内会に入りたいという話は聞きました。お金(会費)を持って行くみたいなことを言っていましたけどね」
引っ越しのあいさつに訪れた際、両容疑者と被害女性は、
「お菓子ではなかったと思いますが、値段的には妥当なもの」(前出・近隣住民)
を手土産として持ってきた。
引っ越しのあいさつに訪れるという常識がある一方で、どちらもブレーキ役になることもせずに同居人を徹底的に痛めつけるという非人間性。
すぐには治らない、全治は不明
小倉容疑者は、被害女性が以前働いていた勤務先の上司。家庭の事情で住む場所がないという被害女性を同居させていたという関係性も、ここまでであれば、困っている後輩を助ける人のいい先輩カップル、という図式になる。