「郷は野菜と果物好きで知られ、自宅には野菜専用の冷蔵庫まであるとか。朝食はサラダとフルーツにヨーグルト。これに加えて、野菜の酵素を壊さない低速回転ジューサーでニンジン、リンゴ、ほうれん草などの自家製ジュースを毎日飲んでいるそうです。
また、夜の食事も脂肪や糖質の吸収が抑えられるように、野菜から先に食べる食事法を採用していると聞きます」(女性誌記者)
ステージ前の48時間は禁酒
さらには、徹底した自己管理も郷の健康法の特徴といえよう。
「スタッフや友人たちと飲食しても午前0時で切り上げますし、就寝2時間前は食べ物を口にしない。どうしてもお腹が空いたときは、常温の水を飲んで食欲を抑えるそうです。
コンサートツアーでは、ステージ前の48時間は一滴も酒を飲まないなど、食生活は徹底的にストイックに管理しています」(前同)
また、日課だという日々のトレーニングも60歳超えの男性としては驚くばかり。
「午前中に自己流の腹筋と背筋運動を約30分、その後にトレーナーについて加圧トレーニングを30分やって、ストレッチを30分。時間があれば、この後にランニングもするそうです。ステージで若い頃と変わらず飛び跳ねることができるのも、日頃のトレーニングの賜物なのでしょう」(同)
医学博士で慶応義塾大学外科学非常勤講師の『横浜血管クリニック』の林忍院長は、「郷ひろみさんの食事や運動は、血管の若々しさを保つ完璧とも言える習慣」と絶賛する。
「野菜を多くとり、カロリー控えめの食生活に加え、運動もしっかりしています。実は、これが血管の若さと、しなやかさを保つ一番大事なポイントなんです」
全身に血液を送る通り道となる血管は、長寿と健康のカギ。血管を若く保てば、体のすみずみの細胞まで生き生きとするため、肌の血流も良くなり、見た目も若々しくなる。逆に血管が劣化して血流が悪くなると、肩こりや体調悪化はむろん、脳梗塞や脳出血、あるいは心筋梗塞などの突然死にも襲われるという。