“織田と鈴木の久しぶりの共演!” と盛り上げることが、逆に足を引っ張る可能性もあると、あるドラマ評論家は指摘する。

「『東京ラブストーリー』! とか、織田裕二鈴木保奈美が27年ぶりの共演! とかで、逆に見ない層がそれなりにいると思います。ドラマはおそらく織田さんと中島さんがメインの作りで、鈴木さんはそれほど登場シーンは多くない気はします。

 2人がガッツリ絡む場面があまりないとしたら、『東京ラブストーリー』を期待して見る人はそれ以降、見なくなってしまう可能性もありますね。正直、今は織田さんの名前だけで高視聴率をとるのは厳しいと思いますので、弁護士のバディ物として、作品の魅力を押し出せればいいのですが」(同・ドラマ評論家)

 鈴木保奈美の登場について、前出のテレビ関係者はこう言う。

「夫である石橋貴明の新番組『たいむとんねる』が、現在2〜4%台の視聴率で苦戦中ということも影響していると言われています。かつても、とんねるずの番組が低迷しそうになったときに、女優復帰して活躍するなど、夫のピンチを助けてくれるイメージは強い。

 今回も月9の話題性で、夫の番組も印象付けようという狙いがあるのではないでしょうか。『たいむとんねる』は月曜23時から。ドラマは22時で終わりますので、この1時間の間にチャンネルを変えられてしまわないことを願いたいところですが(笑)」

 ドラマの正式な発表の際には、『東京ラブストーリー』以来の二人の共演を超える、さらなる驚きが待っているかもしれない。

<取材・文/渋谷恭太郎>