ここからは、血液型ごとに病気リスクをまとめた論文結果をご紹介。研究者たちによって、れっきとした医学雑誌などに掲載されたものではあるけれど、なかには信じがたいものも……?
心臓病になりにくいのはO型!?
◎約9万人を約20年間追跡。
「心筋梗塞や狭心症の発症リスクはO型がいちばん低かった。O型に比べ、ほかの血液型の発症リスクはAB型が20%増、B型が11%増、A型が8%増だった」
(2012年、アメリカ・ハーバード大学)
◎およそ5万人を約7年間かけて追跡。
「O型はほかの血液型に比べ、心臓病で死ぬリスクが15%低い。また総死亡率(早死にするリスク)が9%低い」
(2015年、アメリカ国立衛生健康研究所)
O型は糖尿病になりにくい!?
◎約6万人を約18年間にわたり追跡調査。
「糖尿病の発症率はO型がいちばん低い。O型に比べ、B型は21%増、AB型は17%増、A型は10%増だった」
(2014年、フランス国立保健医学研究所)
AB型は軽度認知症のリスク!?
◎45歳以上を対象に、3万人以上の調査を行い、3年半で4回の認知機能検査を実施。
「アメリカ全人口のうちAB型は4%であるのに対し、記憶障害を起こしたグループの6%がAB型だった。軽度認知症を発症するリスクはAB型が特に高く、ほかの血液型の平均に比べ、82%増だった。A型・B型・O型の間では目立った差はなかった」
(2014年、アメリカ・バーモント大学)
B型は長生き!?
◎東京都在住の100歳以上のお年寄り269人を調査。
「その内訳は、A型34.2%、O型28.3%、B型29.4%、AB型8.2%だった」。
日本人のB型の割合は約22%であるため、(東京の)B型は長生きするといえそう?
(2004年・日本で行われた研究)