北海道女子が会いに行きやすいハロプロ
今や同性からの支持も集まることが当たり前になった、女性アイドル。
その活動は多岐にわたり、特にアイドルファンではないという方も、女性アイドルが登場するCMやファッション誌、また関連の芸能ニュースなどを、生活の中で目にする機会は結構多いのではないでしょうか。
しかし、これだけアイドル文化が身近になったように思える今でも、首都圏から離れるほど、メジャーアイドルと人々の距離は遠いままです。
実際に、2018年上半期のオリコンシングルランキングで1位を獲得したAKB48は、北海道でのグループ単独コンサートがここ3年間、開催なし。
続けて2位を獲得している乃木坂46も、北海道での単独コンサートは現時点で2013年に一度行われただけという状況です。
また彼女たちの活動を支えている握手会に関しても、実は上記の2グループを含めた「48グループ」「坂道シリーズ」と呼ばれるプロジェクトで、北海道において定期開催しているのはAKB48(年2回)だけになります。
メディアで報じられるライブや握手会の賑わいとは相対して、憧れながらも会いに行けないという状況が、少なくとも北海道という地域では現在進行形で存在しているのです。
しかしそんなアイドルファン不毛の地でもある北海道で、ハロー!プロジェクトは今や、メジャーアイドル随一の“会いに来てくれるアイドル”になりつつあります。その秘密はライブ回数の多さ。
例えば北海道では各グループが年に1~2回単独ライブを行っている他、冬休みと夏休みの期間には、今回、私が観にいったようなハロー!プロジェクト総出演の合同ライブが、年2回開催されています。
もともとハロー!プロジェクトの所属アイドルは、枠組みが誕生した90年代当時から、ライブ活動(興行)を、“活動の基本”に据えています。