「大丈夫です。ご心配をおかけしました。身体も強い人なので、安心していただいて構いません」
靴職人でタレントの花田優一(22)が24日、『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)に生出演し、秋田市での大相撲夏巡業中に体調を崩して倒れ、救急搬送された実父、元横綱の貴乃花親方(46)について現在の様子を報告した。
親方が倒れたとき、おかみさんは
夏巡業に審判として同行していた貴乃花親方だが、8月21日、午前10時すぎに屋外で部屋の力士を指導中に倒れて119番。
当初は「けいれんを発症して意識がない」との報道が流れたが、実際は、救急車が到着した際に意識は戻っていたという。翌22日、午前中に秋田市内の病院を退院し、午後に帰京したという。
「一報が入った時は、倒れた原因が、脳か心臓ではないのか? と情報が交錯していて、現地と東京の貴乃花部屋への確認作業に追われていたんです。実はここで驚いたのが、おかみさんが東京にいたことなんですよ」(スポーツ紙記者)
貴乃花部屋のおかみさんでもある景子夫人だが、相撲部屋と自宅は別々。そのため、他の相撲部屋のおかみさん達からは『部屋の子供達の面倒をみなくていいなんて、ラクでいいですね』と言われるほど、プライベートと相撲部屋を分けている。
親方は、正月でも自宅に戻らず相撲部屋で暮らしており完全別居状態。景子夫人が貴乃花部屋に“出勤”する形が定着している。
「『たいしたことないみたいなので行きません』親方が倒れた直後、後援会関係者が心配して連絡を取った際におかみさんはそう話したそうです。いくらなんでも倒れて救急車ですよ。何かあったら一大事だし、秋田ですからすぐに新幹線で行ける距離です。
しかも、おかみさんとは、貴乃花部屋に連絡しても外出中で繋がらず、結局、携帯電話でやっと話ができたようです。
この後援会関係者はおかみさんの返事を聞いて『ああ、この夫婦はもうダメなのかもしれないな』と感じたようですよ」(前出・スポーツ紙記者)
息子・優一夫婦の別居騒動より数年も前から、ある意味、完全別居を貫いてきた貴乃花親方と景子夫人。
その形は、新しい相撲部屋のあり方を模索してきた夫婦の絆というよりも、結局は普通の別居ということになってしまうのだろうか。
<取材・文/宮崎浩>