TRUE LOVE
「覚えてなかったんだけど、最初に「ドラマの主題歌を歌ってくれ」と言われたときは、断ったみたい(笑)。イギリスに住もうかっていう話もあったから、「まだ、ソロ活動しないんで」って。でも、柴門ふみさんの作品で『あすなろ白書』と聞いて、「いいですよ」って返事した。一生懸命、知ってるコードで作った曲だから、すごく単純なコードでできているんです。ギター初心者の教則本にも載ってる。初めてギター買って、彼女に歌った曲が『TRUE LOVE』ですって人多いよ。結婚式でもよく歌った。中には離婚している人もいるかもね(笑)」
弟・尚之さんとの仲
「F-BLOODを結成したことで、一生、近距離で人生を送ることになったと思う。小さいときから、ずっと仲がよかった。なんでも、分け合って。パンツも共有してはいていたし(笑)。あぁ、こんなことができるんだと思ったのが、去年、20周年を記念してF-BLOODでツアーをやったとき。ライブが終わってビールを飲もうと思ったときに春巻きが1本だけあって「1本か」と思って、半分かじったのを尚之に渡したら食べるわけ。これができるのって、夫婦と兄弟だなって。だって、息子(フジテレビのアナウンサー・藤井弘輝)に渡しても無理だもん。藤井アナは食ってくれないよ(笑)。尚之と楽屋が一緒で、まったく会話がなくても、気にしないもんね、兄弟だから」
お父さんが藤井フミヤ
「うちの子たち(息子さんと娘さん)は、物心ついたら父親のコンサート会場にいる感じだからね(笑)。どういう感じなんだろうね。家では、鼻歌すら歌わない。カラオケに連れて行ったこともない。仕事以外で、父親の歌って聴いたことないと思うよ」
趣味は料理
「ひとりでワインを開けて前菜からメインまで4〜5品作って食べる。奥さんと作り合いっこもするよ。「オレ、前菜はこれ作るから、次作って」とかって話しながら。冷蔵庫にあるもので作るから、レシピがないんだよね。例えば、ジャガイモがあったら、薄く切ってローズマリーと玉ねぎ、ベーコンかソーセージで炒める。自宅にはハーブを5〜6種類植えてる。バジルとかイタリアンパセリとか。カレーも自分でスパイスを調合して作ってる。煮込む欧州カレーじゃなくて、インド風カレーだけど」
藤井フミヤとは
「藤井フミヤのジャンルって、ちょっと難しい。ロックアーティストでもないし、大きく言えばポップスだろうね。オレ、キングオブポップは桑田佳祐さんだと思ってる。九州出身のミュージシャンって、スタイリッシュな人が多いのよ。短パンにTシャツで歌う感じがない。田舎もんだからかもしれないけどね。足の先から、頭までモダンだったりするのが、九州出身のミュージシャンの気質なのかもしれない。それは、この先も変わらないと思う」
■アニバーサリーツアー開催 『藤井フミヤ 35th ANNIVERSARY TOUR 2018 “35 Years of Love”』 詳細は公式サイト https://www.fumiyafujii.net