本人が同映画の制作発表で、報道陣を前にして語ったところによれば、
「ジュネーブの自宅に山田(洋次)監督からお手紙が届きまして“こういう作品を作りたい。君が必要だ。どうにか考えてもらえないか”と。その長いお手紙を読んで、作品に対する大きな愛情と、今作への情熱をヒシヒシと感じて、お手紙を読み終わるころには私が考慮する権利すらないと思えた」
という。そして、
「山田監督から呼び出されたら二つ返事で向かうんです」
と続けた。彼女の山田監督への心酔ぶりがうかがえる話だが、彼女が出演を決めた理由について、疑問視する向きもある。『女性セブン』(11月15日号)では、彼女の知人が首をかしげているという。
《渥美さんが亡くなった翌年の49作目の特別編にもオファーがありましたが、悩んだ末に断っていました。(中略)どんなにやりたいお仕事でもこの20年間出演をOKすることはなかった。いちばん下の子はまだ小学生ですし、後藤さんが日本で撮影するドラマや映画出演をOKするとは今も信じがたい》
さらに、同誌では女優復帰の理由は娘のエレナ・アレジ・後藤にあるとしている。
「長女は母親と同じ事務所に所属して、昨年、雑誌でモデルデビューし、今年の2月に来日して、本格的に芸能活動を開始しました。デビュー当時はゴクミとジャン・アレジの娘ということで話題になりましたが、その後はパッとしませんね。テレビの露出も、バラエティー番組に出演しただけです」(スポーツ紙記者)
娘の窮状を見かねた母親が助け船を出したというワケではないだろうが、母子でバラエティー番組に出演。これには驚いた人も多い。
「あのプライドが高いゴクミが、日本のバラエティー番組に出演するなんて、考えられませんでした。よほど娘のことが心配なんでしょうね」(前出・芸能プロ関係者)
現在、後藤はエレナと一緒に都内のマンションに住み、撮影に臨んでいるが、同誌ではそれもこれもすべて娘をバックアップするためだとしている。
これに対して、訝しがるのは別の芸能プロ関係者。