「樹ちゃん、辞めちゃったんだね……」
樹ちゃんというのは女優の相楽樹のこと。彼女の出演作の脚本を担当したある作家が、10月末に開いた自身のパーティーで発した言葉だった。
「相楽さんは今年の6月21日に映画監督の石井裕也氏との結婚を発表。そのとき、すでに妊娠していて8月ごろに第1子を出産しました。現在は子育てに専念しており、発表の際は、“家庭を守っていきたい”とコメントしていました」(スポーツ紙記者)
相楽は'16年のNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』でブレイク。3姉妹の次女役で、長女には高畑充希、三女には杉咲花と、女優としてキャリアを期待されていた。
“強行突破婚”に事務所も怒り心頭
「翌年に本人役を演じたドラマ『こんにちは、女優の相楽樹です。』(テレビ東京系)では、“'17年のナンバーワンブレイク女優は私だろ!”というセリフがあったほど。まさにこれからという時期の結婚には、みんな驚いていましたよ」(芸能プロ関係者)
この強行突破婚には相楽の事務所も怒り心頭のようで、
「結婚の意思は伝えており、石井監督も交えて、“結婚してもいいけど仕事は続けてほしい”という話し合いをしている最中に妊娠が発覚。事務所としては、たまったものじゃないですよね」(前出・芸能プロ関係者)
デキ婚を発表した日は石井氏の誕生日。すでに同居を開始していたようで、自宅付近でふたりが一緒に歩いているところを目撃されている。
「石井監督は幼いころ母親を亡くしていて、温かい家庭への強い憧れがある。作品にも家族をテーマにしたものが多いですからね。相楽さんにも家庭に入ることを求めて、12歳下の彼女が従ったかたちです」(映画配給会社関係者)
相楽はすでに女優への未練はないようだ。
「彼女は、高校時代は演劇部に所属し、朝ドラでブレイクするまでは小劇場に出演していた筋金入りの芝居好きなのに、以前出演した劇団から“舞台を見に来てね”と誘われても“今後は演技とは距離をおきたい”と、キッパリでした。石井さんとの交際当初から“結婚したい”と言っていたので、演じることよりも家庭が大事になったんだと思います」(舞台関係者)
冒頭のパーティーでは、相楽が送ったお祝いのメッセージの一文が物議を醸していた。
「出演作品の撮影現場でお世話になったことに対して感謝を述べる中に、“私は女優を辞めた身ですが”という言葉があったそうなんです。仲がよかった女優やスタッフは“子育てに一段落がついたら戻ってくるわけじゃないんだね……。残念だよね”と話していたとか。仲間としては“裏切られた”と感じたんでしょう」(テレビ局関係者)
所属事務所に相楽の引退について問い合わせたところ、
「こちらは引退について特に何も聞いておりません。“家庭のことに集中させてほしい”ということでお休みしている状態です。なので、今後の具体的な仕事についても何も決まっていません」
子育てでは“ナンバーワンブレイクママ”に!?