小林のボケに児嶋が……恋の“フシギ”はある!?
“変わり者”の一輝を演じるにあたり、高橋は台本を精読して、キャラクターを作り上げていったよう。
「撮影開始当初は、監督や私にいろいろ相談されていましたが、一生さんが演じる一輝が素敵なので、何も言うことはありません。一生さんは、誰かを演じるとき役にジャンプするのではなく、地続きなものとして考えるとおっしゃっていました」
高橋は博学で動物や植物、宇宙にまで造詣が深く、撮影の合間には、榮倉らと宇宙について語り合うことも。
「(一輝の同僚役の)児嶋一哉さんが小林薫さんと初めて同じ現場に入られたときは面白かったです。薫さんはおちゃめな方で話をしているうちに“そうだよな、大嶋君”とボケたんです。児嶋さんは自分のことは知らないだろうと思っていた薫さんのフリに目をそらして小声で“児嶋だよ”としか返せなかったそうです(笑)。
差し入れで感激したのは、(一輝の祖父役)田中泯さんのミニトマト。自家菜園で育てられたというもので、一同、たいへん美味しくいただきました」
物語でこの先気になるのは一輝と育実の関係。恋に発展していく?
「ラブストーリーではないのですが、育実が一輝によって、どう変わっていくのか見届けていただきたいと思います。また、毎回いろんなことに興味を持つ一輝が、本作の最後に何に興味を持つのか? 想像を超える“何か”ですので、ご期待ください」
家政婦の山田の友人の大河原の謎、一輝がタコを嫌いな理由など小さな謎も明らかになる。一輝だけでなく、すべての登場人物に変化が表れていくそうなので、こちらもお楽しみに。
一輝が大事にする宝箱の謎
一輝が大切にしていて、他人に触らせないのが古ぼけた小さな缶。アイスの棒や歯ブラシが入っているのは見えた。
なぜ一輝はこんな物を大事に持っているのか。謎が明らかに!