他人のことを嫌うのは結構だけど、自分のつまらないエゴで相手にダメージを与えるやり方はズルいと思うのよ。
こんばんはアンジェリカです。あいさつは見ている人の時間によるわね。アタシはいつも夜中に執筆活動しているから、こんばんは。
アタシは何者かというと、一言にドラァグクイーン。ミラーボールの下でSHOWをしたり、ド派手なメイクでランウェイを歩いたり、バーを営んだりと仕事はマチマチ。時にはテレビに出たり書き物をしたり、隙間を縫って生きてるの。
とりあえず、ファッショナブルなオカマだと思ってくれたらそんな嬉しいことはないわ。知ってる人も知らない人もよろしくね。
現代の“いじめ事情”にモノ申す
さてと、まずは冒頭でもふれてみた通り、根拠もなく人を傷つけることって、とてもズルくて安易な行為よね。
そう、今回のテーマは『いじめ』。一言で表すと軽い感じがしてしまうけれど、これって、今やオトナ社会を中心に大問題になっている『ハラスメント』に並ぶ気がするの。いじめに関する問題や事件は、嫌気がさすほど目にしてきたけれど、最近ではアタシが子どもだったころとは事情が変わってきたみたいね。
アタシなんかはせいぜい、幼少期によく「オカマオカマ〜」なんてからかわれた程度だけど、それはそれで子ども心に傷ついたわ。
でも、復讐してやろうと思ったり、長く恨んだりするほどではなかったように思うわね。何はともあれ、アタシの場合は言われたことが本当だったから受け入れたわよ。
アタシも性根の悪いオカマだったからやり返す手もあったけれど、結局それじゃあ、やってやり返してのイタチごっこなのよ。いじめたヤツに対しては、同じようにやり返してダメージを与えるよりも、己の行為が愚かだったと後悔させることで大ダメージを食らわせるほうが、よほど効果があると思う。
「アタシをいじめたら、どうなるかわかってるわよね?」みたいな。いじめっ子にとっていちばん怖いのは、例えば、アタシが実はいじめられたことを嬉しく思っていて、恋した女みたいにそいつに纏(まと)わりつくようになってやるとか。相手からしたら結構なトラウマよね。
冗談はさておき。まぁこれも一種の“やり返し”なんだろうけど、何をするにしても、“質”って大事だと思うわけよ。
それとアタシね、「いじめられるほうにも原因がある」って言う人がいるけれど、都合の良い後付けだと思うのよね。