母になってもお嬢様ぶりは変わらなかったようだ。
しかし、試練が彼女を襲う。
「'08年に津川さんが経営していた玩具事業が6億円の負債を抱え返済のため一家が住んでいた家を売却。さらに津川さんの30代女性との浮気が報道され、ふたりは別々に暮らすことになりました」(ワイドショー関係者)
'13年に朝丘さんの認知症が発覚すると、津川さんは再び一緒に暮らして懸命に介護するように。
芸能レポーターの石川敏男氏は、津川さんは朝丘さんに支えられていたのだと話す。
「浮名を流しても最後に朝丘さんを選んだのは、彼女の穏やかさに惚れたから。津川さんにとって“男のわがまま”を最後まで聞いてくれたのが朝丘さんだったんでしょう」
芸能ジャーナリストの佐々木博之氏も、ふたりの絆の強さを感じていた。
「朝丘さんが家事をできなくても、津川さんは気にしていない様子でした。たくさんの女性と関係を持ちつつも、“女優としての朝丘雪路”を守っていたんだと思います」
名優同士の結婚生活は、世間の常識で測ることのできない深い思いに満ちていた。