「日本のビールは、海外でもおいしいと評価されているにもかかわらず、種類が非常に少なかったんです」
と、マーケティング・マネージャーの鈴木雄介さん。そこで、“ビール通をうならせ、ビールが苦手な人もおいしく飲める”、そんな新次元のビール造りに向けたチャレンジが始まった。
ポイントは、ただ個性的なだけでなく、飲みやすさと両立させること。ビールを造るには、香りや味覚など、さまざまな要素の組み合わせが欠かせない。麦やホップなど素材の香り、苦味や甘味……。それぞれの特徴を生かしながらもバランスのとれた味こそが、結果的においしいビールになると考えられている。
同社のビール醸造担当者であるブリュワーでは、日々新しい香りや味を研究し、年間40種類以上の新ビールを開発しているという。
「クラフトビール初心者なら、大麦に加えて小麦を使ったホワイトビールがおすすめ。やわらかい口あたりが女性に人気ですよ」(鈴木さん、以下同)
飲み比べやペアリングも堪能して
また、定番ビールを中心とした多種多様なクラフトビールとともに、飲み比べや、料理とのペアリングといった新しいビールの楽しみ方も提案している。
「ワインのように料理に合わせてビールを選ぶペアリングは、前菜からメイン、デザートまで合わせることが可能。おすすめはチョコやチーズケーキなどのスイーツと黒ビールのペアリング。黒ビールがアイスコーヒーのような味わいに変わる驚きの体験ができます」
これからのシーズン、パーティーで出したらビックリされそうなメニューだ。
また、ここだけのカスタマイズも、ビール好きなら試したいところ。「ビールで遊ぼう!」をテーマに独自開発した高機能サーバーを使ってホップやフルーツ、野菜、ハーブなどの自然素材の香りや風味をビールにプラスできる。いろいろなフレーバーを試してお気に入りの味を見つけたり、元のビールと飲み比べたりするのも楽しい。
これまでのスタイルにとらわれない、新しい楽しみ方を提案してくれるクラフトビールの世界。「とりあえず」なんて飲み方では、もったいない。奥深いビールをもっと愛してみよう!
そしてお次はワインの魅力を、「ルネッサ~ンス!」でおなじみのお笑いコンビ『髭男爵』のひぐち君にたっぷり語ってもらった。難関“ワインエキスパート”の資格も持つ彼がこよなく愛する1本とは……?