夫婦円満の秘訣
よき父である時任は、実はよき“夫”でもあり、最近、夫人がとあるインタビューで時任との仲睦まじい様子を語っていた。ということで、夫婦円満の秘訣について聞いてみると、
「妻はこうあるべきとか夫はこうあるべきとか、そういう決めつけはしないほうがいいのかなと。
仕事も家事も子育ても、どちらがやらなければいけないとかもないし、そういうのはお互いの中で自然とバランスがとれていればいいんじゃないかなと思います」
と、照れくさそうに答えてくれた。
まだまだ頑張ります!
現在60歳。長いキャリアを積み重ねていくうちに、気づけば仕事との向き合い方も変わってきた。
「若いころは、“これはこうするんだ”みたいな考えを、周りに押しつけがちだったんですが、それがだいぶなくなりました。夫婦と同じで、チームとしてのバランスが大事なことに気がついたんです」
今後、挑戦したいことは?
「油絵かな。60歳になったら油絵を始めると宣言していたんですが、全然その気が起こらなくて。61歳になってもやらなかったら、あきらめます(笑)。
仕事では自分のキャラクターを認めてくれたうえでキャスティングしてくれることに、すごくありがたみを感じていて。求めてもらえるよう、まだまだ頑張っていきたいですね」
好きなものは?
「昔から写真が好きで、中学生の終わりくらいから撮り続けているんです。
これまでは撮りためていましたが、今はツイッターやインスタグラムに上げていて。誰かに見てもらい、何かを感じ取ってもらったときに初めて写真を撮った意味が出てくるなと思ったんです。見てくれた方の反応も見られるし、すごく面白いですね」
■映画『家族のはなし』
リンゴ農園を営む両親(時任三郎、財前直見)のもとを離れ、上京してバンド活動を始めたひとり息子・拓也(岡田将生)。夢に破れ挫折しても、どんなにつらく当たっても、いつも優しく出迎えてくれたのはほかならぬ父親だった―。
リンゴ農園を営む両親(時任三郎、財前直見)のもとを離れ、上京してバンド活動を始めたひとり息子・拓也(岡田将生)。夢に破れ挫折しても、どんなにつらく当たっても、いつも優しく出迎えてくれたのはほかならぬ父親だった―。